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マンションのユニットバスリフォーム|種類や費用・工期目安などを解説

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およそ20年に1度は実施したほうがよいといわれるお風呂のリフォーム。また、中古マンションを購入する人は、住み始める際にお風呂のリフォームを考える人も多いのでは。

マンションのお風呂は一般的に、ユニットバスと呼ばれる種類の浴室が採用されていることが多いもの。ユニットバスは工事やメンテナンスが簡単な反面、リフォームする際に気をつけておきたい注意点や制約もあります。

この記事では、マンションのユニットバスリフォームについて、種類や費用・工期目安などを解説します。ユニットバスの素材やチェックポイント、注意したい失敗事例も解説しています。

マンションのお風呂を快適にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

ユニットバスとは|マンションのお風呂リフォーム

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ユニットバスとは、お風呂のパーツ(壁、床、天井、浴槽、ドア、排水溝、証明、換気扇、水栓、カウンターなど)がセットで製造されている商品のことをいいます。用意されたパーツをさながらプラモデルのようなイメージで精巧に組み立てることで、お風呂が完成します。システムバスとも呼ばれます。

継ぎ目が発生しづらく、防水能力に長けていることや、工期が短くなることなどから、マンションではユニットバスが採用されていることが一般的です。

ユニットバスとは異なり、壁や床、天井、浴槽を住宅の形やこだわりに合わせて1からバスルームを作る工事方法を「在来工法」といいます。マンションでも在来工法のお風呂を作ることは可能です。ただし、防水処理に気を配る必要があることと、マンションの利用規約で禁止されているケースがあることについては注意が必要といえます。

 

 

ユニットバスはマンションと戸建てでサイズが違う?

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同じユニットバスでも、マンションと戸建てでは、浴室全体のサイズに違いがあることも。違いの理由は、浴室に使えるスペースの差です。

日本においては、浴室は基本的に0.75坪(1.5畳程度)〜1.5坪(3畳程度)のサイズが一般的。さらにマンションの場合、スペースの制限もあり、多くが0.75坪、もしくは1坪です。

このためユニットバスも、0.75坪か1坪サイズのものが採用されています。サイズの具体的な名称は【1616サイズ】【1418サイズ】【1416サイズ】などです。

マンションのユニットバスリフォームをする際は、まず、今のお風呂のサイズを調べ、そのサイズと同じユニットバス商品を選びましょう。ただし後述しますが、ユニットバスの商品によっては、配線の省スペースなどの工夫によって、サイズアップが可能な場合もあります。「このサイズのユニットバスしか探せない」と視野を狭めすぎる必要はないといえるでしょう。

 

 

ユニットバスの浴槽に使われる素材は?|マンションのお風呂リフォーム

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ユニットバスリフォームで気になるのが、浴槽の種類です。ここでは、ユニットバスに使われやすい代表的な5つの素材について、それぞれ詳しく解説します。

 

FRP(繊維強化プラスチック)

多くのユニットバスで使用される素材です。安価で補修が容易なことが大きな魅力です。また、商品数が多いため、選択肢が豊富なこともメリットの1つです。

汚れがつきやすいため、定期的なメンテナンスが必要な点は押さえておきましょう。

 

人造/人工大理石

高級感のあるモダンなお風呂に入りたいと考える人に人気の大理石。汚れや傷がつきにくく、FRPよりも手入れが楽なメリットがあります。ただし、FRPよりも高価なことや、利用できない入浴剤があることなどはデメリットといえます。

天然大理石を粉砕し、樹脂やセメントを混ぜた「人造大理石」と、樹脂を加工し、大理石のような模様や風合いをつけた「人工大理石」の2種類があります。人工大理石には、大理石は入っていません。

 

ホーロー

金属の表面にガラスのうわぐすりを塗った素材です。耐熱性、耐水性、保温性があることや、においの付きにくい性質、美しい見た目など、愛好する人の多い素材です。

ただし、浴槽本体に重みがあるため、2階以上での設置はかなり困難。マンションではほとんど採用されません。

 

ステンレス

昔ながらのお風呂でよく使われている、銀色の浴槽素材です。錆びにくく耐久性が高いことや、すぐれた保温性などのメリットがあります。

ただし、これもホーロー素材と同じく重みがあるため、2階以上に取り付けることは困難です。マンションではステンレス以外の素材を検討したほうがよいでしょう。

 

ヒノキ

香りもよく、肌触りもよい高級浴槽素材であるヒノキ。近年ではユニットバスの製品も発売されており、より多くの住まいで導入しやすくなっています。

ただし、ヒノキのユニットバスは、FRP素材のユニットバスよりも排水スペースを高く取る必要があります。浴室の床が全体的に高くなり、バリアフリーなどに対応できなくなってしまうケースが多いため、注意しましょう。

 

 

工期と費用の相場|マンションのユニットバスリフォーム

リフォームの打ち合わせ

マンションのユニットバスをリフォームする際、どの程度の時間をかけるのか、そして費用はどの程度かが気になる人も多いのでは。工事の種類によっても異なりますが、およそ以下のような費用と工期がかかります。

・ユニットバスの交換:50〜150万円、4日程度

・在来工法からユニットバスに:65~150万円、1週間前後

・天井や壁、床の修繕:10〜30万円、1〜2日

・浴槽の交換:10〜55万円、1日

・オプション機能の後付け:35〜85万円、1日〜1週間

ユニットバスごと交換する場合は100万円を超える費用が必要ですが、部分的なリフォームの場合は50万円前後で工事を実施できることが一般的です。

 

 

注意点|マンションのユニットバスリフォーム

指をさす男性

マンションのお風呂をリフォームする際に知っておきたい注意点について解説します。

 

マンションの管理規約をチェック

マンションのユニットバスリフォームは、建物の構造や設備に影響を与える可能性があるため、マンションの管理規約や管理組合の許可を得る必要があります。管理規約には、リフォームの範囲や条件、工事の方法や時間などが定められている場合がありますので、事前に確認しましょう。

また、リフォームの内容や工事業者、工事期間などを報告し、管理組合に承認を得ることも忘れずに。管理規約や許可を無視してリフォームすると、トラブルや損害賠償の原因になることがありますので、注意が必要です。

 

工事業者を選ぶ際には信頼性や実績を確認すること

お風呂のリフォームは、水回りの設備に対する専門的な技術や知識が必要です。特にマンションの場合、水漏れなどが起きれば、近隣住民などを巻き込んだ大規模なトラブルにもつながりかねません。

信頼性や実績のある業者に工事を依頼するようにしましょう。その業者が実際に施工した現場や写真などを確認することをおすすめします。

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中古マンションでユニットバスをリフォームする際のチェックポイント

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マンションでユニットバスをリフォームする際に気をつけたいポイントを解説します。

 

オプションを新たにつけられるか

商品によっては、追い焚き機能やジェットバスなどのオプション機能を新たにつけることが難しいケースもあります。また、管理規約で特定のオプションをつけることが禁止されていることも。

こだわりのオプションがある場合は、リフォーム相談の早い段階で、リフォーム会社などに伝えておきましょう。マンションの管理規約のチェックも忘れずに。

 

防音対策ができるか

マンションの間取りによっては、浴室の隣に寝室がくることも。水の音や動作の音が漏れると、家族間のトラブルや不眠などの体調不良にもつながりかねません。

間取りによっては、遮音壁や防振処置ができる商品かどうかを事前によく確認しておいたほうがよいかもしれません。

 

サイズ変更できるか

家族やライフスタイルが変われば、浴室のサイズを変更したいと感じることもあるかもしれません。

特に悩みの種となるのが、浴室サイズを広くしたいときです。基本的にユニットバスのサイズを大きくすることは困難です。

ただし、ユニットバスの商品によっては、配管スペースを小さくするなどの工夫をすることで、より大きいユニットバスへサイズアップができるものもあります。既存のユニットバスのサイズ以上にはできないと諦めるのではなく、さまざまな商品を検討してみることで、広い浴槽が実現で切るかもしれません。

 

部分リフォームはできるか

ユニットバスでも、床や壁、浴槽だけを交換することは不可能ではありません。浴室のうち一部だけが劣化してしまった場合などについては、部分リフォームも検討しましょう。

 

 

失敗事例|マンションのユニットバスリフォーム

悩む男女

ユニットバスリフォームに失敗すると、逆に不便や不満が生じることも。ユニットバスのリフォームで起こりやすい失敗事例について、詳しく解説します。

 

オプション機能でトラブルに

マンションによっては、ジャグジーやミストサウナなどのオプション機能の取り付けを禁止している場合があります。振動や音が近隣トラブルに発展してしまう可能性があるからです。

これらのオプション機能をつけたい場合は、マンションの管理規約や利用のルールをよく確認しておきましょう。

 

工事期間が長すぎる

ユニットバスを交換する場合、4日程度の日数がかかります。また、リフォームの内容によっては、工事終了直後は浴槽が使えないケースもあります。

その間のお風呂は、銭湯などを利用する必要があります。家族の人数が多い場合などは、銭湯代だけでもそれなりの出費になる場合があるため、よく注意しましょう。

 

 

まとめ

マンションのユニットバスリフォームは、戸建てとは違って、様々な要素を考慮する必要があります。工事の前に、ユニットバスの素材やサイズなどはしっかりと確認しましょう。管理規約を確認し、自分の希望するリフォームが本当にできそうかどうかもしっかりチェックします。

お風呂は、毎日使う場所。使い心地のいいものを選ぶことで、暮らしの質を上げましょう。

マンションのお風呂リフォームを考えている場合は、ナカトウにぜひご相談ください。水回りの卸問屋としてキャリアをスタートさせており、高い品質の浴室工事に対して幅広いノウハウを持っています。

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