開放感ある空間へ変身！部屋をつなげるリフォームの費用とポイント・注意点を解説
「リフォームで部屋をつなげて、広々とした空間を作りたい」
開放感のある広々とした空間を実現し、家族が自然と集まり、コミュニケーションが生まれやすい環境を作るためのリフォームは、とても大きな意味を持ちます。
このような生活環境の変化は、日々の生活において家族の絆を深め、より豊かな時間を過ごすことに直結するでしょう。
しかし、リフォームを考えた際に多くの方が気になるのが、その「費用」についてです。
本記事では、部屋をつなげるリフォームの費用相場や魅力、費用を抑えつつ理想を実現するヒントなどをご紹介します。
お部屋をつなげるリフォームを考えている方はもちろん、これからの住まいづくりに興味がある方もぜひお役立てください。
部屋をつなげるリフォームの種類
部屋をつなげるリフォームには、さまざまな方法があります。
空間を広げるだけでなく、家族のコミュニケーションを促進し、生活を豊かにするための選択肢です。
まずは、部屋をつなげるために行われるリフォームの種類について確認していきましょう。
壁の撤去のみの、シンプルなリフォーム
最も基本的な形式である「壁の撤去リフォーム」は、2つの部屋の間の壁を取り除いて、ひとつの大きな空間を作り出します。
このシンプルなリフォーム方法は、比較的費用が低く工期も短いため、手軽に開放感を得たい方におすすめです。
しかし、撤去する壁が構造上において重要な場合は、専門的な知識がある人に相談する必要があります。また、壁を取り除いたあとは、床や天井の仕上げの差が目立つことがあるため、補修が必要になる場合も視野に入れておきましょう。
壁撤去後の床・天井の補修／仕上げ材の変更を伴うリフォーム
壁を撤去したあとに、床や天井の補修や仕上げ材の変更を行うリフォームは、部屋をつなげたあとも統一感のある美しい空間を実現します。
このようなリフォームは、撤去した壁の跡を完全になくし、新しい空間に自然と溶け込むデザインが選べます。
費用は壁の撤去のみのリフォームよりも高くなりますが、仕上がりの質感やデザインの自由度が高まるため、より洗練された空間を求める方に適したリフォーム方法です。
引き戸やガラス扉を設置し、開放感とプライバシーを両立させるリフォーム
引き戸やガラス扉を設置することで、部屋をつなげることも、区切ることも自由自在に。
開放感を保ちつつ、必要に応じてプライバシーを確保できるようにするリフォーム方法です。
特にガラス扉は、光を通すことで部屋全体が明るく感じられるため、狭い空間でも広がりを感じさせます。
このようなリフォーム方法は、機能性とデザイン性を両立させたい方に最適です。費用は設置する扉の材質やデザインによって異なりますが、空間利用の柔軟性を高めることができるため、多くの家庭で人気のリフォームとなっています。
部屋をつなげるリフォームの費用の全体像
では、リフォームの種類を把握したうえで、費用について見ていきましょう。
部屋をつなげるリフォームでは、作業の内容によって費用が大きく変わります。ここでは、壁の撤去から床や天井の補修まで、さまざまなケースの費用相場をご紹介します。
壁撤去にかかる費用相場
最も一般的なリフォームとして挙げられる壁の撤去にかかる費用の相場は、大体5万円〜6万円程度です。ただし、壁の材質や構造、撤去する壁の面積によって費用は前後します。
構造壁の撤去の場合、建物の安全性を確保するために追加の工事が必要になることがあり、その結果、費用が大幅に上がってしまうこともあります。
特に、壁を取り除いたあとの仕上げ作業には、新たな配線の設置や塗装といった追加作業が必要になることが多く、これらはリフォームの質と最終的な仕上がりに直接影響を及ぼします。そのため、リフォーム計画を立てる際には、これらの作業にかかる費用を事前にしっかりと把握して計画に含めることが重要です。
また、壁に隠されていた配線や、配管などのインフラも考慮しなくてはなりません。これらの設備を移設する必要がある場合、予想外の追加費用が発生することも考えられます。
計画段階で見落とすと後になって大きなコスト増につながるため、リスクを避けるためにも、リフォームを開始する前には専門家による詳細な調査を実施し、隠されたインフラの状態を正確に把握しましょう。
補修を含むリフォームの費用相場
壁を撤去したあと、床や壁・天井の補修を行うと、部屋全体の統一感を保ちながら新しい空間を作り出せます。このような補修を含むリフォームの費用相場は、約20万円〜30万円ほどです。
実際には、選択する材料の品質やデザイン、さらにはリフォームする部屋の広さや状態によって、費用は大きく変動する可能性があります。
例えば、高級なフローリング材や特殊な塗料を使用する場合、または広範囲にわたる補修が必要な場合は、上記の相場を超えることが一般的です。
さらに、リフォームの際には単に補修するだけでなく、部屋の機能性を向上させるための追加工事を行うことも検討されます。断熱材の追加や照明設備の改善、さらには家具や収納スペースの組み込みなどです。
しかし、エネルギー効率の向上や生活の利便性を高めるための改善は、初期投資を超える長期的なメリットが得られる場合も多いため、前向きに予算に組み込むこともおすすめします。
リフォーム費用を抑える方法
部屋をつなげるリフォームは、家の機能性と開放感を高める効果的な方法ですが、計画によっては予算を超過するリスクもあります。費用を抑えつつ、理想のリフォームを実現するためには、以下のポイントを考慮して計画してみましょう。
目的を明確にして優先順位を設定する
リフォームでどのような環境を手に入れたいのか、達成したい目的を明確にし、必要な作業をリストアップします。すべての要望を満たそうとすると費用が膨らむため、優先順位をつけて予算内で最も価値の高い改修に集中させましょう。
複数の見積もりを取って比較する
複数のリフォーム業者から見積もりを取り、提案内容と費用を比較します。ただし、最安値の業者を選ぶだけでなく、過去の実績や口コミ、提案の質も考慮することが重要です。
業者の閑散期を狙う
リフォーム業界には繁忙期と閑散期があります。閑散期にリフォームを依頼すると、業者が割引や特典を提供している場合があり、費用を削減できる可能性があります。
補助金や助成金を活用する
政府や地方自治体が提供する補助金や助成金を活用することで、リフォーム費用を大幅に削減できることがあります。リフォーム計画の初期段階で、適用可能な支援制度を調査してみましょう。
DIYできる部分は自分で行う
簡単な解体作業やペイント、清掃など、専門的なスキルが不要な作業は自分で行うことで、工賃の節約につながります。ただし、安全や完成度を考慮して、自分で行える範囲を見極めましょう。
既存の素材や設備を再利用する
撤去する壁の材料や既存の設備を再利用することで、新たな購入費用を抑えることができます。リサイクル可能な素材を活用し、コスト削減と環境保護の両立を目指してみるのもよいでしょう。
リフォーム計画の立て方
リフォームを成功させるためには、計画段階から丁寧に取り組むことが大切です。
目的の明確化から、機能やデザイン選び、予算とスケジュールの管理に至るまで、一つひとつのステップを慎重に進めましょう。ここでは、リフォーム計画を立てる際の基本的なポイントをご紹介します。
リフォームの目的の明確にする
リフォームを始める前に、どのような空間を目的としているのか、はっきりさせることが最初のステップです。
生活スタイルの変化に合わせた間取りの変更、古くなった設備の更新、エネルギー効率の向上、デザインの刷新など、リフォームにはさまざまな目的があります。こういった目的が明確であればあるほど、計画は具体的になり、後悔することもなく成功に近づきます。
必要な機能やデザインを慎重に検討する
リフォームの目的が定まったら、次に必要な機能や希望するデザインを検討しましょう。
キッチンへの動線をもっとよくしたい、もっと明るいリビングにしたいなど、生活を豊かにするための機能を考えましょう。
また、色合いや素材感などのデザインも大切です。デザインを考える際は、インテリア雑誌やSNS、ウェブサイトを参考にするといいアイデアが浮かぶかもしれません。機能とデザインのバランスを考えながら、理想の空間を具体化していきます。
予算の設定とスケジュールの計画
リフォームの目的と必要な機能、デザインが決まったら、次は予算の設定とスケジュールの計画です。
リフォームには大きな費用がかかるため、予算の設定は重要です。予算内で収まるように計画を立て、無理なくリフォーム計画を進める必要があります。
また、リフォームの工程ごとにスケジュールを立てることで、工事の進行もスムーズに管理できるでしょう。予期せぬトラブルに備えて、余裕を持ったスケジュールを組むことも忘れずにしてください。
部屋をつなげるリフォーム時の注意点
部屋をつなげるリフォームには、多くのメリットがありますが、注意すべき点や潜在的なデメリットも存在します。
構造上の制約や法的な制限の理解、プライバシーと防音の確保は、計画段階で十分に考慮すべき重要な要素です。これらの要因を見落とすと、後悔するリフォームになる可能性があります。
構造上の制約や法的な制限について
部屋をつなげるリフォームを行う前に、建物の構造上の制約や法的な制限を把握することは不可欠です。
特に、構造壁を撤去する計画の場合、建物の安全性に直接影響を及ぼすため、専門家の意見を求めることが重要です。また、マンションなどの集合住宅では、管理組合の規約によってリフォームが制限されている場合があります。法的な制限に違反すると、後から撤去や元に戻すよう命じられることもあり、追加費用が発生するリスクも。事前に十分な調査と確認を行い、計画を進めていきましょう。
プライバシーの確保や防音対策の重要性
開放感を得るために部屋をつなげるリフォームを行う場合でも、プライバシーの確保と防音対策は忘れてはなりません。
家族構成の変化やライフスタイルの多様化によって、個人のプライバシーが重視される傾向にあります。また、音楽を楽しむ空間や在宅ワークスペースなど、特定の用途で静かな環境が求められる場合もあります。
そのため、リフォーム計画では、可動式の間仕切りを設ける、防音材料を使用するなど、柔軟に空間を使い分けられる工夫や、生活音を抑える対策も視野に入れて計画するとよいでしょう。
まとめ
部屋をつなげるリフォームは、住空間を一新し、より開放的で機能的な家を実現する素晴らしい方法です。この記事では、壁の撤去から床や壁・天井の補修に至るまで、さまざまなリフォームの費用相場と、費用を抑えるためのポイントをご紹介しました。
事前の準備と情報収集を怠らず、理想のリフォームを実現しましょう。
リフォームのパートナーとしておすすめしたいのが「ナカトウ」です。ナカトウは、卸業を兼ねたリフォーム会社であり、お客様のニーズに応じた最適なリフォームプランを提供しています。理想に合ったキッチンを実現するため、ぜひナカトウにご相談ください。
卸業も兼ねたリフォーム会社に相談する
リフォーム費用を抑えるためには、卸業を兼ねたリフォーム会社に相談することも1つの方法です。材料を販売元から直接仕入れているため、一般のリフォーム会社よりも材料コストを低く抑えられるといった特徴があります。
また、設備の情報が入ってきやすい環境のため、スタッフの設備知識が、一般的なリフォーム会社より豊富であるケースも少なくありません。
