事故物件のリフォームとは|ポイントや注意点、費用相場を解説

過去に入居者が亡くなった物件である事故物件。せっかく見つけた好条件の物件が事故物件だったら、なんとなく不気味ですし、購入をためらってしまいますよね。

しかし、事故物件であったとしても、適切にリフォームをすれば、住み心地のよい物件を作ることは可能です。

この記事では、事故物件のリフォームに関する基礎知識や費用相場、注意点などを詳しく解説します。事故物件のリフォームをし、住み心地がよく、売買しやすい家に変えたいと検討している方はぜひ参考にしてください。

 

 

そもそも事故物件とは?

納得している女性

そもそも「事故物件」とは何なのでしょうか。詳しく解説します。

 

事故物件の定義と特徴

事故物件とは、過去に入居者が亡くなった物件のことをいいます。定義は曖昧ですが、一般的な要因として「殺人」「自殺」「病死や老衰などの自然死」などが挙げられます。

 

事故物件の見分け方

中古物件を借りたり、買ったりする場合、事故物件かどうかを不動産業者や家の持ち主が伝えてくれるのかどうかは気になるところです。

国土交通省が2021年に発表した「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」では、事故物件の告知に関するルールが以下のように定められています。

・賃貸の場合:事案発生からおおむね3年間(ただし、2人目以降の入居者には告知不要)

・売買の場合:調査を通じて判明した範囲で買主に告知

つまり、賃貸であれば2人目以降の入居者に自分が該当する場合、そして売買であれば、売り主が調査しても分からなかった場合は、事故物件かどうかは伝えてもらえないことになります。

事故物件かどうかを見分けるためには、以下のような方法が考えられます。

・不動産屋に問い合わせる

・価格が周辺不動産の相場より低くないかチェックする

・1部屋だけ、1畳だけリフォームされているなど、不自然な部位がある

・マンションやアパートの場合、名称が変更されていないかチェック

・定期借家になっている(物件所有者名を変更するためのテクニックとして用いられる)

・事故物件を紹介する大島てる物件公示サイトなどのサイトを利用する

・住民に直接聞く

・SNSなどで検索する

 

 

事故物件に住むデメリットは?

悩む女性

とはいえ、実際よりも安価に販売されていることの多い事故物件。予算に余裕がない場合、魅力的に映ることは確かです。実際に事故物件に住んだ人は、どのようなデメリットを感じているのでしょうか。詳しく解説します。

 

ほとんどの人が事故物件には住みたくないと考えている

ニフティ不動産編集部の実施した調査によると、事故物件について、絶対に住みたくないと考えている人は57.7パーセント、できれば避けたいと考えている人は29.3パーセント。合計すると87パーセントと、9割近い人が「事故物件には住みたくない」と考えていることが分かります。

確かに事故物件はなんとなく不気味ですし、気になってくつろげないこともあるでしょう。事件や事故の内容によっては、自分に実害が及ぶことを気にする人もいるかもしれません。

 

家族が体調不良に陥りがち

自分はそこまで気にしていないけれども、家族が自宅でリラックスできないなどの問題が考えられます。この問題を放置すると、以下のようなトラブルに発展するかもしれません。

・睡眠障害

・頭痛

・胃痛

また、家庭内の不和につながるケースも少なくありません。住宅購入は家族の幸せのために検討するもの。住宅購入によって家族がより不幸せになるのだとしたら、その家は買わないほうがよいのかもしれません。

さらにいえば、購入前は事故物件でも問題ないと考えていたとしても、あとから事故物件であることが気になってくるケースも考えられます。

事故物件の購入は、慎重に検討を重ねるべきであることが分かります。

 

 

事故物件と知らずに購入してしまったら

悩む女性

事故物件と知らずに購入し、あとから近隣住民との会話などで事故物件であったことを知ることもあるかもしれません。この場合、不動産業者や売主に慰謝料などを請求したり、工事費用を負担してもらったりすることはできるのでしょうか。

 

契約解除や損害賠償請求も検討

「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」に定められた告知を業者が怠った場合、契約解除や損害賠償の請求が検討できます。

たとえば、以下のような判例があります。

買い主が「事件・事故はなかったか」と売り主に聞いたとき、売り主は7年前に殺人事件があったことを告知しなかった。購入後に事件のことを知った買い主は、売り主に対して3,300万円の損害賠償を請求。裁判所は、市場価格との差額1,575万円と、弁護士費用160万円の請求を認容した(神戸地裁 H28.7.29)。

 

事件の内容によっては請求が棄却されることも

事件の内容によっては損害賠償の請求が棄却されることもあります。この場合、裁判費用や弁護士費用、時間や体力などが無駄になってしまうこともあるので気をつけましょう。棄却される状態には、以下のようなものがあります。

・売り主や媒介業者が調査することが困難だった

・マンション内の別の部屋での事故だった

・都市部での事件で、人々の印象に残っていない

ただし、上記に該当する状態であっても、損害賠償や契約解除の請求が通る可能性がゼロであるとはいえません。まずは専門家への相談から検討しましょう。

 

 

事故物件のリフォーム内容

話し合う人々

事故物件リフォームするときは、大きく分けて以下の2つの工事を実施します。

・体液や汚物の除去

・原状回復

・残地物の処理

体液や汚物の除去は、事故の度合いによって工事の内容が大きく異なります。体液や汚物が床に染み込んでいる場合は、特殊清掃や脱臭・消毒・除菌、害虫駆除などを実施します。

原状回復については、場合によっては水道管の詰まりや、室内設備の交換などが必要になるケースもあるかもしれません。

室内設備には、ITヒーターやエアコン、クッションフロア、クロスなどが該当します。

 

 

事故物件のリフォーム費用の相場

住宅にかかる費用

事故物件には、どの程度の費用がかかるのでしょうか。詳しく解説します。

 

450万円以上の費用がかかることも

日本少額短期保険協会が2022年に発表した「第7回孤独死現状レポート」によると、孤独死が発生した際に家主が支払った費用は、平均して61万円程度。残地物の処置と、原状回復にそれぞれ費用がかかっています。

また、報告されている原状回復費用の中には、450万円以上かかった工事もあり、場合によってはかなり高額な費用が必要になることが分かります。

 

広さ別の清掃費用

部屋の清掃費用は、住宅の大きさによっても変わります。一般的には、以下のような費用がかかることを想定しておきましょう。

1R:45,000円~

1DK:60,000円~

1LDK:80,000円~

2DK:110,000円~

3DK:160,000円~

3LDK:180,000円~

また、事故の状況によっては、住宅内のある場所についてのみ局所的な清掃費用がかかります。

・脱衣所やトイレの作業:10,000円〜

・お風呂の作業:10,000円〜

・居室の作業:5,000円〜

特殊清掃や最低限のリフォームにくわえ、デザインなどを一新する場合は、さらに費用がかかることを押さえておきましょう。

 

 

事故物件のリフォームを依頼するときのポイント

会話をする男女

事故物件のリフォームを依頼する際に重要視するべきポイントについて解説します。

 

季節によっては費用が上がることも

事故の現場が長く放置されていた場合、部屋が早く傷んでしまい、リフォームの規模も大きくなります。場合によっては、住まい全体を大きく解体するリノベーションの工事が必要になることもあるため、十分に注意しましょう。

室内の環境にもよりますが、夏場であれば数日、冬場であれば最長で1ヶ月程度現場が放置されていると、リフォーム工事の追加費用が発生すると考えてよいでしょう。

なお、前述の「第7回孤独死現状レポート」によれば、孤独死の発見までの日数は平均して18日。多くの場合、追加での費用が発生すると考えられます。さらに、夏場は他の季節よりも事故物件の発生件数が多くなっていることにも注意が必要です。

 

事故が起きた場所にも注意

事故が起きた場所によっても、工事の予算は大きく変動します。

費用がかさみやすいのは、お風呂などの水回りで事故が起きたケースです。浴槽や配管などの特殊清掃が必要になるほか、場合によっては総取り替えが必要になることもあります。

また、床の上で事故が起きた場合、床下まで腐敗が進んでいるときは、大規模な工事が必要になるでしょう。

 

清掃とリフォームは違う業者に依頼することも検討して

事故物件のリフォームを依頼する際には、清掃とリフォームは違う業者に依頼することも検討しましょう。

事故物件の清掃は、通常の清掃とは異なり、血液や体液などの有害物質の除去や消毒、消臭などが必要です。専門的な技術や知識、機材が必要になるため、事故物件清掃業者や特殊清掃業者などの専門家に依頼することが望ましいといえるでしょう。

清掃業者によって事故物件をきれいにしてもらった後、リフォーム業者によって物件を改善してもらうことで、より効果的なリフォームができるでしょう。

 

 

まとめ

この記事では、事故物件のリフォームに関する基礎知識や費用相場、注意点などを詳しく解説しました。過去に入居者が亡くなっている事故物件は、相場よりも安価に物件が購入できることも多く、購入を検討する人も少なくありません。ただし、住むとなると、さまざまな問題が発生することも。特に、特殊清掃費用やリフォーム費用が通常よりもかかりやすいことや、家族とのケンカなどにつながりやすいことには注意が必要です。

事故物件を購入するかどうかは、慎重に検討を重ねましょう。また購入後のリフォームは、デザインや間取りなどを自分好みに作り替えられる業者を選ぶことで、居心地のいい住まいを作ることをおすすめします。

 

 

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【完全版】階段の位置変更リフォーム|種類や費用、部材、注意点、事例

家の雰囲気や過ごしやすさに大きな影響を与える階段の位置。使い勝手が悪いように感じるときは、既存の階段を移動したり、新しく階段を設置したりすることを検討してみましょう。

 

この記事では、階段リフォームの種類や費用、工期の目安について詳しく解説します。また、階段におすすめの部材や知っておくべき注意点、事例も紹介。家の過ごしやすさを向上させたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

種類|階段の位置変更リフォーム

階段の画像

階段の位置変更リフォームには、大きく分けて2つの種類があります。それぞれについて、工事の内容や、おすすめできる人を解説します。

 

既存の階段を移動

「階段の位置変更」と聞いて多くの人が想像するのは、動線の見直しのために、既存の階段を撤去し、新しく別の場所に階段を設置する工事でしょう。

階段が家の中央にあるなどして、効率的に空間が使えていないことが不満な人や、階段が冷暖房の効果を妨げていると感じる人におすすめできる工事です。

 

階段を新設

ロフトや吹き抜けになっている空間に階段を新設し、2階とつなげるリフォームもあります。また、二世帯住宅で2階部分にも玄関を作るため、外階段を設置するケースもあるでしょう。

間取りの変更が不要な場合は、費用を抑えた工事が可能です。ロフトや吹き抜けを有効活用したい人や、プライバシーを大切にしたい人などにおすすめできます。

 

 

価格と工期の目安|階段の位置変更リフォーム

費用を話し合う人々

階段の位置変更リフォームは、工事の種類によっても費用や工期が変わります。一般的には、以下のような価格と工期がかかります。

・階段の位置変更:約150~300万円、2週間前後

・外階段を新設する:約110万円〜200万円、10〜60日程度

階段の位置変更は、天井や床に穴をあけたり、壁を解体したりする必要があるため、住宅の状態や条件によっては工事ができない場合もあるほか、工事期間や費用が比較的高くなりがちな特徴があります。

また、工事期間中は上階の部屋が使えなくなることもあるので、必要に応じて仮住まいなどの準備も検討する必要があります。仮住まいでウィークリーマンションなどを利用する場合は、その分の費用も予算に含めておくことを忘れずに。

 

 

階段の素材|階段の位置変更リフォーム

階段の画像

階段の素材には、主に木系、鉄系、石系の3種類があります。それぞれの素材の特徴とメリット、デメリット、向いている場所やデザインについて解説します。

 

木系

日本では最もポピュラーな階段の素材です。ナチュラルで温かみのある雰囲気を出せるほか、塗装や木の種類の選び方によってはモダンや北欧風などさまざまなデザインを演出できるのが特徴です。屋内の階段であれば、木の階段を選ぶことをおすすめします。

 

鉄系

スチール(鋼)やアイアン(鉄)、ステンレスなどの階段もあります。金属特有の光沢や重厚感があるほか、強度に優れており、細くても丈夫な階段を作れるのが特徴です。特にステンレスは錆びづらく、屋外に設置するのにも適しています。

屋内であっても、モダン、インダストリアルテイストのデザインにはピッタリです。

 

石系

タイルや大理石、御影石などの階段もあります。高級感や重厚感があるほか、耐久性や耐火性が高く、汚れにも強いことが特徴です。洋風やヨーロピアンなどの雰囲気を出したい場合におすすめできるでしょう。

 

 

注意点|階段の位置変更リフォーム

なるほどと手を打つ女性

階段の位置変更リフォームでは、注意点もしっかり考えておく必要があります。押さえておきたいポイントについて解説します。

 

滑りにくさ

小さな子どもや高齢者がいる家庭では、落下事故などが起きづらい階段を作ることが重要です。滑りにくい階段にするためには、以下のような方法があります。

・階段の表面を加工する

・シートやマットを貼る

・幅や奥行きをゆったり取る

 

暗さ

階段は、陽の光が入りづらいところに設置することも少なくありません。暗い階段は転倒や衝突の原因になり、重大な事故につながる可能性もあります。暗い階段を明るくするためには、以下のような方法を検討してみましょう。

・手すりや踏み板に埋め込む照明の設置

・人感センサーで点灯する照明の設置

・天窓や吹き抜けを設ける

 

勾配(傾き)

勾配が急な階段は、省スペースなことがメリットですが、一方、昇り降りしにくくなり、落下事故などにつながることも。また、あまりに傾きが急な場合、建築基準法違反に該当する可能性もあるため注意しましょう。

場合によっては、階段の段数や踏み板の数を増やしたり、中間に踊り場を設けたりすることも検討します。

ただし、勾配が緩やかすぎても登りやすくなるとは限りません。あまりに緩やかにしすぎて、階段の昇り降りする時間や距離が長くなってしまう可能性があることも押さえておきましょう。

 

部材の状態

既存の階段を再利用する場合は、部材が傷んだり劣化したりしていないかどうかを確認しましょう。部材が傷んだり劣化したりしている場合は、架け替えよりも新たに購入する方が安全です。

 

補助金などが利用できるか

階段のリフォームで、バリアフリーなども検討する場合は、補助金を申請できる可能性大。確認のうえ、条件を満たしていれば申請をしましょう。

補助金には「バリアフリーリフォーム減税」「固定資産税減税」のほか、介護保険から出る助成制度もあります。また、自治体が独自に補助金を出している場合もあるため、そちらのチェックも忘れずに。

 

 

よくある事例の紹介|階段の位置変更リフォーム

話し合う人々

階段の位置変更リフォームは、家の間取りやデザインを大きく変えることができるリフォームです。しかし、どのように階段の位置を変えるかは、家の状況や住み方によって異なります。ここでは、よくある事例を紹介します。

 

部屋を分断する階段を移動

部屋の中央や角にあって、部屋の空間を邪魔している階段は、家族の団欒に悪影響を与えたり、家事などがしづらくなってしまうなどの問題が発生しがちです。

階段の位置を変え、生活に影響の出づらい位置にすることで、部屋の空間が広く使えるなどのメリットが生まれます。また、家具や収納を配置しやすくなるなどのメリットも考えられます。

 

階段の移動で日当たりをよくする

階段が窓から近い場所にあると、日当たりを妨げてしまいます。階段の位置を窓から遠ざけることによって、明るい印象の居室を作りましょう。ただし、階段が暗くなってしまうことは避けられません。照明をつける、オープン階段(シースルー、スケルトン階段)にするなどして、採光にも気を配りましょう。

 

リビングを広くする

階段がリビングにあると、リビングの空間が狭くなってしまいます。そんなときは、階段の移動でリビングを広くするリフォームを検討しましょう。特に、子供がまだ小さい、介護をしている、ペットを飼っているなどのご家庭は、リビングの居心地の良さが生活の質に直結します。ぜひ、位置変更リフォームを検討して見ましょう。

 

煙突や暖炉を設置する

煙突や暖炉に憧れを持つ人は多いもの。ただし、階段の位置によっては、防火対策のために暖炉などを設置できないことも少なくありません。

このような場合は、階段の位置を変更し、暖炉などを新たに設置することを検討してみてもよいでしょう。階段のデザインなども暖炉に合わせてナチュラルなものに変更すれば、より住宅への愛着が増すはずです。

 

 

失敗事例|階段の位置変更リフォーム

悩む女性

階段の位置変更リフォームは家の間取りや暮らしやすさに直結する分、失敗すると大きなトラブルになる可能性もあります。ここでは、階段の位置変更リフォームで失敗しないために注意すべきポイントや、ありがちな失敗事例を紹介します。

 

圧迫感が出た

玄関や廊下に設置してあった階段を、リビングなどの居室に移動させると、天井が低くなったように感じたり、日当たりが悪くなったりする結果、圧迫感を感じてしまうこともあります。

 

 

耐震工事が必要になった

階段の新設は、壁や天井に穴を開ける必要があります。築年数によっては、住宅の強度や耐震性に影響を及ぼす場合もあるでしょう。この場合、耐震工事なども同時に実施する必要があり、思ったよりも費用がかかってしまうケースがあります。

 

においが2階まで届くようになった

風通しがよく、開放感のある住まいにするため、吹き抜けなどを作ることもあるかもしれません。吹き抜けはおしゃれではありますが、1階のにおいが上階まで届いてしまうこともあります。

ご飯の匂いであれば許容できるかもしれませんが、夏場の生ごみなどの臭いなどの場合、生活の質も大きく下がってしまいます。

 

エアコンの効率が下がった

吹き抜けの階段を設置すると、エアコンの効率が大きく下がってしまいます。特に「夜間は2階の寝室しか使わない」といったように、使う部屋が時間によって大きく異なる場合は、吹き抜けにしたために余計にかかる光熱費を不満に思ってしまうかもしれません。

断熱効果の高い壁材や床暖房の設置、ふすまや窓の活用などで、吹き抜けの開放的なイメージと省エネ性を両立できるように工夫しましょう。

 

リビング階段を新設したところ、後悔

近年、おしゃれさやインパクトの高さから人気の出ているリビング階段。しかし、両側に手すりが必要になったり、生活動線に影響を及ぼす場合や、大きな家具が設置しづらいなどの問題点も。

リビング階段を設置する場合は、リビングの広さを確保できるかどうかきちんと考慮しましょう。

 

まとめ

階段の画像

家の過ごしやすさやデザイン、家族の関わり方が大きく変わる階段のリフォーム。工事の種類によっては、滑りにくさや暗さなども調節でき、安全面も大きく向上できるメリットがあります。

ただし、建築基準法に違反していないか、登り降りがしやすいかといった点についてはチェックが必要です。紹介した事例も参考に、長く使える階段作りを検討しましょう。

名古屋周辺地域で階段のリフォームをお考えの人は、ナカトウにぜひご相談ください。家事が楽になるリフォームが特徴で、家族の過ごしやすさや暮らしの質の高さ、デザイン性の高さなどを兼ね備えた空間を提案いたします。

 

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夏季休業のお知らせ

 

いつも株式会社ナカトウをご愛好いただき

誠にありがとうございます。

 

本年の夏季休業についてお知らせ申し上げます。

 

▼夏季休業期間▼

2023年8月11日(金)~8月15日(火)

 

休業期間中にいただきましたお問い合わせ等に関しましては

8月16日(水)より順次対応させていただきます。

 

ご不便をお掛けいたしますが

何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

マンションのユニットバスリフォーム|種類や費用・工期目安などを解説

およそ20年に1度は実施したほうがよいといわれるお風呂のリフォーム。また、中古マンションを購入する人は、住み始める際にお風呂のリフォームを考える人も多いのでは。

マンションのお風呂は一般的に、ユニットバスと呼ばれる種類の浴室が採用されていることが多いもの。ユニットバスは工事やメンテナンスが簡単な反面、リフォームする際に気をつけておきたい注意点や制約もあります。

この記事では、マンションのユニットバスリフォームについて、種類や費用・工期目安などを解説します。ユニットバスの素材やチェックポイント、注意したい失敗事例も解説しています。

マンションのお風呂を快適にしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

ユニットバスとは|マンションのお風呂リフォーム

お風呂の画像

ユニットバスとは、お風呂のパーツ(壁、床、天井、浴槽、ドア、排水溝、証明、換気扇、水栓、カウンターなど)がセットで製造されている商品のことをいいます。用意されたパーツをさながらプラモデルのようなイメージで精巧に組み立てることで、お風呂が完成します。システムバスとも呼ばれます。

継ぎ目が発生しづらく、防水能力に長けていることや、工期が短くなることなどから、マンションではユニットバスが採用されていることが一般的です。

ユニットバスとは異なり、壁や床、天井、浴槽を住宅の形やこだわりに合わせて1からバスルームを作る工事方法を「在来工法」といいます。マンションでも在来工法のお風呂を作ることは可能です。ただし、防水処理に気を配る必要があることと、マンションの利用規約で禁止されているケースがあることについては注意が必要といえます。

 

 

ユニットバスはマンションと戸建てでサイズが違う?

お風呂の画像

同じユニットバスでも、マンションと戸建てでは、浴室全体のサイズに違いがあることも。違いの理由は、浴室に使えるスペースの差です。

日本においては、浴室は基本的に0.75坪(1.5畳程度)〜1.5坪(3畳程度)のサイズが一般的。さらにマンションの場合、スペースの制限もあり、多くが0.75坪、もしくは1坪です。

このためユニットバスも、0.75坪か1坪サイズのものが採用されています。サイズの具体的な名称は【1616サイズ】【1418サイズ】【1416サイズ】などです。

マンションのユニットバスリフォームをする際は、まず、今のお風呂のサイズを調べ、そのサイズと同じユニットバス商品を選びましょう。ただし後述しますが、ユニットバスの商品によっては、配線の省スペースなどの工夫によって、サイズアップが可能な場合もあります。「このサイズのユニットバスしか探せない」と視野を狭めすぎる必要はないといえるでしょう。

 

 

ユニットバスの浴槽に使われる素材は?|マンションのお風呂リフォーム

お風呂の画像

ユニットバスリフォームで気になるのが、浴槽の種類です。ここでは、ユニットバスに使われやすい代表的な5つの素材について、それぞれ詳しく解説します。

 

FRP(繊維強化プラスチック)

多くのユニットバスで使用される素材です。安価で補修が容易なことが大きな魅力です。また、商品数が多いため、選択肢が豊富なこともメリットの1つです。

汚れがつきやすいため、定期的なメンテナンスが必要な点は押さえておきましょう。

 

人造/人工大理石

高級感のあるモダンなお風呂に入りたいと考える人に人気の大理石。汚れや傷がつきにくく、FRPよりも手入れが楽なメリットがあります。ただし、FRPよりも高価なことや、利用できない入浴剤があることなどはデメリットといえます。

天然大理石を粉砕し、樹脂やセメントを混ぜた「人造大理石」と、樹脂を加工し、大理石のような模様や風合いをつけた「人工大理石」の2種類があります。人工大理石には、大理石は入っていません。

 

ホーロー

金属の表面にガラスのうわぐすりを塗った素材です。耐熱性、耐水性、保温性があることや、においの付きにくい性質、美しい見た目など、愛好する人の多い素材です。

ただし、浴槽本体に重みがあるため、2階以上での設置はかなり困難。マンションではほとんど採用されません。

 

ステンレス

昔ながらのお風呂でよく使われている、銀色の浴槽素材です。錆びにくく耐久性が高いことや、すぐれた保温性などのメリットがあります。

ただし、これもホーロー素材と同じく重みがあるため、2階以上に取り付けることは困難です。マンションではステンレス以外の素材を検討したほうがよいでしょう。

 

ヒノキ

香りもよく、肌触りもよい高級浴槽素材であるヒノキ。近年ではユニットバスの製品も発売されており、より多くの住まいで導入しやすくなっています。

ただし、ヒノキのユニットバスは、FRP素材のユニットバスよりも排水スペースを高く取る必要があります。浴室の床が全体的に高くなり、バリアフリーなどに対応できなくなってしまうケースが多いため、注意しましょう。

 

 

工期と費用の相場|マンションのユニットバスリフォーム

リフォームの打ち合わせ

マンションのユニットバスをリフォームする際、どの程度の時間をかけるのか、そして費用はどの程度かが気になる人も多いのでは。工事の種類によっても異なりますが、およそ以下のような費用と工期がかかります。

・ユニットバスの交換:50〜150万円、4日程度

・在来工法からユニットバスに:65~150万円、1週間前後

・天井や壁、床の修繕:10〜30万円、1〜2日

・浴槽の交換:10〜55万円、1日

・オプション機能の後付け:35〜85万円、1日〜1週間

ユニットバスごと交換する場合は100万円を超える費用が必要ですが、部分的なリフォームの場合は50万円前後で工事を実施できることが一般的です。

 

 

注意点|マンションのユニットバスリフォーム

指をさす男性

マンションのお風呂をリフォームする際に知っておきたい注意点について解説します。

 

マンションの管理規約をチェック

マンションのユニットバスリフォームは、建物の構造や設備に影響を与える可能性があるため、マンションの管理規約や管理組合の許可を得る必要があります。管理規約には、リフォームの範囲や条件、工事の方法や時間などが定められている場合がありますので、事前に確認しましょう。

また、リフォームの内容や工事業者、工事期間などを報告し、管理組合に承認を得ることも忘れずに。管理規約や許可を無視してリフォームすると、トラブルや損害賠償の原因になることがありますので、注意が必要です。

 

工事業者を選ぶ際には信頼性や実績を確認すること

お風呂のリフォームは、水回りの設備に対する専門的な技術や知識が必要です。特にマンションの場合、水漏れなどが起きれば、近隣住民などを巻き込んだ大規模なトラブルにもつながりかねません。

信頼性や実績のある業者に工事を依頼するようにしましょう。その業者が実際に施工した現場や写真などを確認することをおすすめします。

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中古マンションでユニットバスをリフォームする際のチェックポイント

お風呂の画像

マンションでユニットバスをリフォームする際に気をつけたいポイントを解説します。

 

オプションを新たにつけられるか

商品によっては、追い焚き機能やジェットバスなどのオプション機能を新たにつけることが難しいケースもあります。また、管理規約で特定のオプションをつけることが禁止されていることも。

こだわりのオプションがある場合は、リフォーム相談の早い段階で、リフォーム会社などに伝えておきましょう。マンションの管理規約のチェックも忘れずに。

 

防音対策ができるか

マンションの間取りによっては、浴室の隣に寝室がくることも。水の音や動作の音が漏れると、家族間のトラブルや不眠などの体調不良にもつながりかねません。

間取りによっては、遮音壁や防振処置ができる商品かどうかを事前によく確認しておいたほうがよいかもしれません。

 

サイズ変更できるか

家族やライフスタイルが変われば、浴室のサイズを変更したいと感じることもあるかもしれません。

特に悩みの種となるのが、浴室サイズを広くしたいときです。基本的にユニットバスのサイズを大きくすることは困難です。

ただし、ユニットバスの商品によっては、配管スペースを小さくするなどの工夫をすることで、より大きいユニットバスへサイズアップができるものもあります。既存のユニットバスのサイズ以上にはできないと諦めるのではなく、さまざまな商品を検討してみることで、広い浴槽が実現で切るかもしれません。

 

部分リフォームはできるか

ユニットバスでも、床や壁、浴槽だけを交換することは不可能ではありません。浴室のうち一部だけが劣化してしまった場合などについては、部分リフォームも検討しましょう。

 

 

失敗事例|マンションのユニットバスリフォーム

悩む男女

ユニットバスリフォームに失敗すると、逆に不便や不満が生じることも。ユニットバスのリフォームで起こりやすい失敗事例について、詳しく解説します。

 

オプション機能でトラブルに

マンションによっては、ジャグジーやミストサウナなどのオプション機能の取り付けを禁止している場合があります。振動や音が近隣トラブルに発展してしまう可能性があるからです。

これらのオプション機能をつけたい場合は、マンションの管理規約や利用のルールをよく確認しておきましょう。

 

工事期間が長すぎる

ユニットバスを交換する場合、4日程度の日数がかかります。また、リフォームの内容によっては、工事終了直後は浴槽が使えないケースもあります。

その間のお風呂は、銭湯などを利用する必要があります。家族の人数が多い場合などは、銭湯代だけでもそれなりの出費になる場合があるため、よく注意しましょう。

 

 

まとめ

マンションのユニットバスリフォームは、戸建てとは違って、様々な要素を考慮する必要があります。工事の前に、ユニットバスの素材やサイズなどはしっかりと確認しましょう。管理規約を確認し、自分の希望するリフォームが本当にできそうかどうかもしっかりチェックします。

お風呂は、毎日使う場所。使い心地のいいものを選ぶことで、暮らしの質を上げましょう。

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トイレの床リフォーム|おすすめの床材や柄、費用や注意点を徹底解説

毎日必ず利用する場所であるトイレ。水などで劣化しやすい場所でもあり、床の汚れを放置すると、清潔感や快適さにも影響してしまいます。トイレの床リフォームで、快適かつ清潔なトイレを手に入れましょう。

この記事では、トイレリフォームの時期や、おすすめの床材や柄、費用や注意点などについて詳しく解説しています。また、床リフォームの事例も紹介していますので、参考にしてください。

 

 

【メリット】トイレの床、リフォームするべき?

悩んでいる女性

トイレの床をリフォームすると、どんなメリットがあるのでしょうか。詳しく解説します。

 

1. トイレの雰囲気が変わる

古くなったり汚れたりした床は、トイレに暗い印象や不潔な印象を与えるもの。リフォームして新しくきれいな床に変えることで、トイレの雰囲気が大きく向上します。明るく清潔感のあるトイレは、心地よく使えますし、見た目も美しくなるなど、メリットが数多くあります。

また、自分の好みやインテリアに合わせて床材や柄を選べるのも魅力です。木目調やレンガ調などさまざまなデザインがありますので、トイレの雰囲気を自由に変えられます。

トイレの雰囲気が変わると、トイレに入るたびに気分が上がりますし、来客時にも好印象を与えられます。

 

2. トイレの機能性が向上する

床材を汚れや臭いに強いものにすれば、トイレの清掃やメンテナンスが楽になります。床材の中には消臭効果や抗菌効果をもった床材もあるため、臭いが気になっている人はぜひ検討してみましょう。

トイレの機能性が向上すると、トイレの使用感や快適さも高まりますし、衛生面でも安心が生まれます。

 

 

トイレリフォームは築何年で実施する?

住宅にかかる費用

トイレの床材の耐用年数は10〜15年程度のため、このタイミングでリフォームを実施しましょう。

なお、トイレの床リフォームは、便器交換や、トイレ全体のリフォームのタイミングで一緒に実施するのがおすすめです。というのも、床の張り替えの際は便器を着脱する必要があり、そのために数万円の費用がかかってしまいます。

どうせなら、便器もそのタイミングで一緒に交換してしまったほうが安上がりですし、気分も変わって新鮮な気持ちでトイレを使えます。

 

 

トイレのリフォーム床材選びのポイント

笑顔の女性

トイレの床リフォームで重要なのは、床材の選び方です。床材には様々な種類や特徴がありますので、自分の好みや予算、トイレの環境や目的に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、トイレのリフォーム床材選びのポイントを2つご紹介します。

 

1. 水や汚れに強い床材を選ぶ

トイレは水や尿などの汚れが付きやすい場所です。そのため、床材も水や汚れに強いものを選びましょう。

防水性や耐久性に優れており、水拭きや掃除機で簡単に掃除できる素材を選ぶことが重要です。このため、木材などの水に弱い素材は、できれば避けたほうが無難かもしれません。

 

2. 滑りにくい床材を選ぶ

水回りであるトイレ。滑りにくいものを選び、転倒や怪我を防ぎましょう。クッションフロアやフローリングは、滑りにくい素材も選べるためおすすめできます。

 

 

【床材のおすすめ】トイレリフォームに選ばれる床材

リフォームの打ち合わせ

トイレリフォームには、どのような床材が選ばれるのでしょうか。特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説します。

 

クッションフロア

耐水性の高い「塩化ビニール樹脂」と呼ばれる素材でできたクッションフロア。掃除がしやすいほか、安価で取り替えやすく、トイレによく用いられています。

遮音性に優れた商品もあるため、音が気になる人はクッションフロアを検討してみましょう。

ただし、耐用年数はほかの素材よりも少ないため、定期的な交換が必要です。

 

フロアタイル

塩ビ素材のタイルで、木目柄や石目柄を再現しています。質感がリアルで、耐久性もあり、施工が簡単、メンテナンス性にもすぐれているなどのメリットがあります。

クッションフロアに比べて高価であるほか、防音性には欠けています。

 

フローリング

木材をベースに作られた床材です。トイレ以外の場所とデザインを合わせられるメリットがあります。

ただし、トイレ用に防水加工などのしてあるフローリングでない場合、カビや腐食などが発生してしまう可能性もあるため注意しましょう。

 

タイル

陶磁器製の床材です。ほとんど傷みが出ず、耐水性や防汚性にも優れています。高級感や、モダンさを出したいときにおすすめできます。

一方で、ひんやりとしているほか、滑りやすいなどのデメリットも。

 

 

【柄のおすすめ】トイレリフォームに選ばれる床の柄

 クッションフロアやフロアタイルなどの床材を使えば、プリント柄はもちろん、木や石などを模した模様も自由自在に選べます。ここでは、トイレリフォームに選ばれやすい床の柄について解説します。

 

レンガ柄

白っぽいトイレ本体や壁紙と相性バッチリで、シンプル・ナチュラル・おしゃれな印象のデザインにしたい方にピッタリ。北欧風のデザインを考えている方にもおすすめです。

 

大理石柄(マーブル)

モノトーンの大理石柄です。白っぽいものを選べば、トイレ空間を広く見せられるのも大きなメリット。壁やドアとの組み合わせによって、エレガントな印象もモダンな印象も作り出せるため、好みに合わせて選んでみましょう。

 

木目調

水に濡れやすいトイレでは、無垢材などを床に使うことは避けたほうが無難。ただし、クッションフロアやフロアタイルなどの床材の中には、木目がリアルにプリントされているものもあります。

木目調の床材は、ナチュラルな雰囲気が出せるのが大きな魅力。壁材との組み合わせ方によっては、個性的かつおしゃれな空間が作り出せます。

 

無地

万人に受け入れられやすいのが、シンプルな無地の床材です。白っぽい色の場合は空間を広く見せられ、黒っぽい色の場合はモダンな印象を作れます。

また、床材の組み合わせ方によっては市松模様やストライプ柄を作ることも可能です。個性的な空間作りをしたい人は検討してみましょう。

 

 

トイレの床リフォームにかかる費用

豚の貯金箱

床材の張り替えには、以下の費用が目安としてかかります。

・クッションフロア:1.5万円

・フロアタイル:3万円

・フローリング:4万円

・タイル:5万円

これに加えて、既存の床の撤去費用もかかります。目安は、クッションフロアやフロアタイルであれば2,000円前後。フローリングやタイルの場合は2万円程度です。

さらに、床材のみをリフォームする場合、工事の際にトイレ本体を着脱する費用として数万円がかかります。

 

 

【注意点】トイレの床リフォーム、何がポイント?

悩む女性

トイレの床リフォームで注意するべきポイントを3つご紹介します。

 

1. 床の高さに注意する

床材の選び方によっては、内開きのドアの開閉でつっかえが生じてしまう可能性もあります。毎日使うトイレで、小さなストレスが発生するのは避けたいもの。リフォームによって床の高さが変わらないかどうかは、必ずチェックしましょう。

特に防音機能のある床材など、ボリュームのあるものを選ぶ際は注意が必要です。

 

2. プロに依頼する

トイレの床リフォームはDIYも可能ですが、自信がない場合はプロに依頼しましょう。施工時間や費用を事前に見積もってもらえるほか、施工品質もよく、場合によってはアフターサービスなどを受けられる可能性があります。また、自分では思いつかなかったデザインや床材のアイデアを提案してくれることも考えられます。

水回りは毎日使う上、痛みが激しくなりやすい場所です。自己流で実施してすぐにまたリフォームになってしまうよりも、確かな品質でリフォームをしてくれるプロに依頼することはぜひ検討したい選択肢です。

 

3. 水回りのリフォームに強い業者を選ぶ

プロにリフォームを任せる場合は、会社の選び方にも気をつけましょう。リフォーム会社は、それぞれ得意分野が異なります。水回りのリフォームが得意な業者に依頼することで、納得できるトイレリフォームが実現できます。

また、水回りのリフォームに強い業者であれば、設備や機器をまとめて発注している可能性が高いため、工事費用のコストダウンにもつながります。

 

 

トイレ床リフォームの事例

トイレの画像

ここからは、株式会社ナカトウが実際に施工した、トイレの床材を含むリフォームの事例を紹介します。

 

ヘリンボーンの床板でナチュラルに

トイレの事例

マンションのトイレをオーダーメイドでリフォームした例です。

ヘリンボーンの床材が印象的なこのリフォーム。ヘリンボーンとは「ニシンの骨」という意味で、開いた魚の形に似ているような模様のことをいいます。薄青いレンガ調の壁と組み合わせることで、ナチュラルかつ高級感のある空間を演出しています。

>リフォーム事例を詳しくみる

 

汚れの目立たない床材でお手入れも楽

トイレの事例

シンプルなベージュ模様は、ナチュラルな雰囲気を作れるほか、髪の毛や汚れなどが目立ちづらいのが大きな魅力です。奇抜なところがなく、万人に受け入れられやすいのもポイント。

床に凹凸がないため、汚れもたまりづらく、お手入れも簡単。手間をかけずに、清潔感のあるトイレを維持したい人にピッタリの床材です。

>リフォーム事例を詳しくみる

 

石目調の床材とモノトーンの壁がモダンにマッチ

石目調の床材を使ったリフォームです。黒と白の壁で、モダンに仕上がっています。トイレに入った瞬間に目に入る、背中側の壁材だけを白く。部屋全体を広くみせる効果があるほか、圧迫感も緩和されています。

トイレも合わせてタンクレスタイプに交換することで、モダンさが底上げされています。

>リフォーム事例を詳しくみる

 

まとめ

トイレの床リフォームは、快適さや清潔感を高めるだけでなく、トイレの雰囲気や機能性も変えられるメリットがあります。ただし、トイレという場所の性質上、床材には向き・不向きがあるもの。清潔さを長持ちさせられるような素材を選びましょう。

トイレの床リフォームで快適さと清潔感をアップさせるためには、自分の予算や好みに合ったプランを立てることが重要です。ぜひこの記事を参考にして、トイレの床リフォームを成功させましょう。

トイレの床材リフォームを検討している方は、ぜひナカトウにご相談ください。水回りの卸業者としてのノウハウを活かし、豊富なリフォームプランを提案します。

 

 

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【初心者向け】リフォームのデザイン料とは?相場や必要性を解説

リフォームをするとき「設計料」や「設計費」「デザイン料」といった言葉を目にしたことはありませんか。デザイン料とは、リフォームのプランニングや設計の際、専門家に支払う費用のことです。

目安が分かりやすい建材や設備の費用などと異なり、リフォームのデザインは、必要性や内容、相場などが分かりづらいことも多いものです。

この記事では、リフォームのデザイン料について、基礎的な事項から分かりやすく解説します。価格相場や節約方法なども掲載しているので、リフォームの品質や満足度を高めたいと思っている人はぜひ参考にしてください。

 

リフォームのデザイン料とは

作業をする男女

リフォームのプランニングや設計を行う専門家に支払うデザイン料。しかし、一口に「デザイン」といっても、具体的には何に対して費用を支払っているのでしょうか。詳しく解説します。

 

デザイン料の内容

どのような業務を「デザイン料」として算出するかは業者によって異なりますが、一般的には、以下のような内容を含むケースがほとんどです。

 

・ヒアリング

・採寸(物件の寸法や形状など)

・コンセプト決定

・間取りの決定(部屋の配置や動線、収納など)

・デザイン(間取りに合わせた壁や床の仕上げ、照明や家具などのディテール)

・図面を起こす

・仕様書の作成(建材や設備の種類や数量、色やサイズなどを記載)

・見積もり(仕様書に基づいて、工事費用や諸費用などを算出)

 

住宅のリフォームの初期段階から、最後の段階まで全てに関わっていることが分かります。

 

デザインの目的は?

「工事さえしてくれればいいのに」

「形がないものなのにお金がかかるのが納得いかない」

「実費には納得してお金を払えるけれど……」

そう考えている人も、中にはいるかもしれません。なぜリフォームにあたって、デザインをする必要があるのでしょうか。

まずは、リフォームの品質を高めるためです。住宅は、間取りや地盤など物件1つひとつによってそれぞれ条件が異なるもの。専門家の知識や経験に基づいて、より良いプランニングをすることで、理想に近いリフォームを実現できます。

次に、リフォームの満足度を高めるためです。デザイン案の引き出しを数多く持っている専門家だからこそ、ライフスタイルに合わせたリフォームの提案ができます。

また、図面や仕様書を作成するため、施工会社とのコミュニケーションを円滑にし、トラブルを事前に防ぐことも重要な仕事です。

リフォームをスムーズに、そして理想通りに実現するためには、デザインが必須といえるでしょう。

 

リフォームデザイン料の支払いは必須?

リフォームのトラブルでよくあるのが、工事の契約を結ばなかったリフォーム会社からデザイン代だけを請求されたケースです。

支払いが必要となるのは、デザインを依頼していた場合です。契約書を交わしていなかったとしても、法律上、口約束でも契約は成立します。ただしこの場合でも、デザイン料があまりにも高すぎると感じた場合は、住まいの相談窓口などに相談してみましょう。

一方で、特に契約を交わしたなどの経緯がなく、設計会社がサービスとしてデザインを実施した場合は、支払いは不要です。ただし、その後リフォームの契約を結び、業者が請求した場合は、デザイン料を支払う必要があるでしょう。

(公益財団法人)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは住まいの相談窓口として「住まいるダイヤル」を運営しています。国土交通大臣の指定を受けており、安心して相談できる窓口のため、デザイン料で気になることがあった場合はぜひ相談をしてみましょう。

 

リフォームデザイン料の価格相場

電卓を見る人々

リフォームデザイン料があまりにも高額だと、本当に払うべきなのか不安になってしまいますよね。

デザイン料は、工事の費用が最終的に確定したあとで、全体のうち数パーセントをデザイン料として定めることがほとんどです。

このパーセンテージは通常、2〜30パーセントに設定するのが一般的です。ただし、有名なデザイン事務所に依頼したり、何度もデザインを修正したりするほか、工事着手後にデザインを変更した場合などの場合は、追加で費用がかかってしまうこともあるでしょう。

 

業者によるデザイン料の違い

デザイン料は、どのような業者に依頼するかどうかでも変わります。

工務店やハウスメーカー、リフォーム会社に依頼した場合は、デザイン費が総工事費の2〜5パーセント程度かかることが一般的です。

設計事務所に依頼をした場合はこれよりももう少しデザイン代が高くなり、10〜30パーセント程度かかることもあります。

設計事務所でのリフォームは、1つひとつの住宅に合わせた綿密なプランニングが魅力です。こだわりの住空間を作り上げたい人は、多少デザイン費がかかったとしても設計事務所に依頼することをおすすめします。

 

リフォームのデザイン料を節約する方法は?

住宅の積み木を見る人々

とはいっても、リフォームのデザイン料があまりにも高額になりすぎると、予算との兼ね合いも生じてしまいます。リフォームのデザイン料を節約する方法はあるのでしょうか。詳しく解説します。

 

リフォームする面積を絞る

まずは、リフォームする面積を絞ることを考えてみましょう。リフォームを検討しているときは、たくさんの場所をリフォームしてしまいたくなるもの。しかし、デザイン代はリフォームする箇所が増えるのに比例して増えてしまいます。

一気にではなく、少しずつ家を完成させていく過程を楽しむのも、住宅の味わい方の1つと考えてみるのはいかがでしょうか。

 

工務店やハウスメーカー、リフォーム会社に依頼する

設計事務所にデザインを依頼する場合、デザイン費用は高額になりがちです。デザイン費用が比較的安い、工務店やハウスメーカー、リフォーム会社に依頼をすることで、デザイン料金は下げられるでしょう。

ただしこれらの業者であっても、結局支払う費用は設計事務所とそう変わりはなかった……というケースも少なくありません。

重要なのは、納得できる金額で、満足のいくリフォームが実現できることデザイン料を下げることだけに注意するのではなく、トータルバランスで見て納得のできる費用感を追求することが重要です。

 

リフォームでしたいことを明確に決めておく

1度決まったデザインに対して「やっぱり違うかもしれない」「こっちのほうがいいかも」と何度も修正をかけていると、時間もかかる上、デザイン費用が追加でかかることもあるかもしれません。

このような事態を避けるためには、リフォームの相談をする前に、インターネットやカタログなどで、リフォームの事例やデザインをよく見ておくことが重要です。ヒアリングの段階で実現したいリフォーム内容が決まっていれば、デザインもスムーズに決まるはずです。

 

デザインリフォームで相談できる有資格者とは

笑顔の男女

デザインリフォームを依頼したい場合、どのような資格を持った人に相談すればいいのでしょうか。リフォームやデザインにかかわる専門家について、詳しく解説します。

 

インテリアデザイナー・インテリアアドバイザー

内装や家具の配置などを総合的に設計します。日本デザインプランナー協会が発行しています。

 

インテリアプランナー

(公益財団法人)建築技術教育普及センターが認定する資格です。試験には学科試験と設計製図試験の2種類があり、合格率は毎年約26パーセント程度と難関。また、インテリアプランナーとして登録するためには、試験に合格したうえで実務経験も必要です。

空間をデザインするプロフェッショナルとして、一定の質を証明している資格といえるでしょう。

 

インテリアコーディネーター

インテリアやプランニングについて、一定の知識があることを証明する資格です。(公益社団法人)インテリア産業協会が主催しており、試験はマークシート式の試験とプレゼンテーション、論文の3種類。合格率は約24パーセントで、インテリアプランナーと同様にかなりの難関資格です。この資格を持っている担当者であれば、インテリアについて深い知識を持っていると考えても良さそうです。

 

エクステリアコーディネーター・エクステリアプランナー

インテリアにあわせて、庭やカーポート、外堀などもデザインしてもらいたい場合は、エクステリアコーディネーターなどの資格を持っている人がいる事務所に相談をするのことを考えてみましょう。

エクステリアコーディネーターやエクステリアプランナーは、住宅の外構や、庭のデザインやプランニングに知識があることを証明する資格です。取得には法律や植栽、原価や工程の管理、施工など数多くの知識を学ぶ必要があります。

 

建築士

建物の設計、工事監視にまつわる国家資格です。どのような規模や用途の建物でも設計・工事監理・建築確認申請などの業務を担当できます。受験資格は、建築に関わる教育機関を卒業していたり、建築に関する7年以上の実務経験があったりするなど、かなり狭き門。さらに、1級建築士の合格率は例年約10パーセント前後です。

デザイン性だけでなく、構造安全性や耐震性などの技術的な面も考慮した建物を設計できるため、安心してプランニングを任せられます。

 

リフォームスタイリスト

リフォームはデザイン性だけでなく、安心して暮らせる住まいを作れるかどうかも気になるもの。そんな人は、リフォームスタイリストの資格を持っている担当者を探してみるのも1つの手段です。

これは、(一般社団法人)日本ライフスタイル協会の実施している資格です。資格取得のためには、住宅の構造や設備、機器、耐震やバリアフリー、省エネなど、リフォームにまつわる幅広い知識を学ぶ必要があります。

 

 

まとめ

業者と女性

こだわりの住空間を作り上げるためには欠かせないリフォームのデザイン料。ヒアリングからデザインのプランニング、図面の作成や工事をする職人との打ち合わせなど、実施する内容は多岐に渡ります。

 

デザイン料は、総工事費からおよそ5〜30パーセントを目安として決定されます。一般的に、工務店やハウスメーカー、リフォーム会社はデザイン料を安く設定し、設計事務所は高く設定するという特徴が。どちらを選ぶかは、住宅のデザインについてどのような希望を持っているかによっても異なります。

 

デザイン料について正しい知識を持つことで、満足のいくリフォームを実施しましょう。

 

 

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窓のリフォームにかかる費用を目的ごとに解説|節約のポイントも紹介

窓は、家と外とをつなぐ場所。リフォームによって性能を高めることで、住宅の防熱性や遮音性、防犯性などが一気に向上します。

しかし、窓のリフォームで気になるのが、費用がどの程度かかるかです。実は、工事の種類や窓の面積によっては100万円以上のリフォーム費用がかかることもあるとご存じでしたか。

この記事では、窓のリフォームにどの程度の費用がかかるのかを、リフォームの目的ごとに解説します。費用を下げるためのポイントも解説しているため、窓のリフォームに関心を持っている方はぜひ参考にしてください。

 

 

窓のリフォーム費用の相場は?

住宅にかかる費用

ホームプロの調査によると、戸建て住宅の窓・サッシリフォーム事例の価格で最多なのは10〜20万円で26.1パーセント。ついで10万円未満が22.5パーセント、20〜30万円が15.8パーセントという順番です。

つまり、窓リフォーム全体のうち、64.4パーセントが30万円以内で工事を実現できているということ。窓を新しいものに変えることを検討している人は、およそ30万円程度が用意できれば、ほとんどの工事は実施できると考えてよさそうです。

なお、100万円以上かかるリフォームは、全体の5.8パーセント程度。あまりないケースではありますが、耐震フレームなどを設置する場合はこの費用がかかることもあります。

 

 

窓リフォームをする部位は?

窓

そもそも窓リフォームの「窓」とは、具体的に何を意味するのでしょうか。窓リフォームを実施可能な部位について解説します。

 

窓ガラス

ガラス部分です。素材や工法などによって、防熱性や防音性、UVカットなどの性能を付与できます。

 

サッシ

サッシとは、窓の枠部分や鍵の部分のことをまとめて呼ぶ言葉です。また、ガラスと枠部分をまとめてサッシと呼ぶこともあります。この記事では、枠部分のことを「サッシ」と呼んでいます。

 

 

窓ガラスの種類は?

窓

窓リフォームをするにあたって知っておきたいのが、窓ガラスの種類です。6種類のガラスについて解説します。

 

1. フロートガラス

多くの住宅に使用されている、透明な窓ガラスです。光をよく通すなどのメリットがあり、在庫が切れることがほとんどありません。安価なことも魅力です。

 

2. 型板ガラス

片面がデコボコしたガラスです。光は通しつつも、外部からの視線を遮れるため、お風呂やトイレなどに使われています。

 

3. フロストガラス

型板ガラスと同じく、目隠し効果のあるガラスです。型板ガラスに比べてやや高価ですが、透明感があり、掃除が楽であるといったメリットがあります。

 

4. 網入りガラス

ガラスの中にワイヤーが入っています。防火・耐火性が高いことが特徴で、防火・準防火地域に指定されている地域で用いられます。

 

5. 強化ガラス

見た目はフロートガラスと全く同じですが、製造方法を変えることによってフロートガラスの3~5倍耐圧性を高めたガラスです。

 

6. ペアガラス(複層ガラス)

2枚のガラスを閉じ合わせ、防音や断熱、防犯効果を持たせたガラスです。近年では、3枚のガラスを重ねたトリプルガラスも登場しており、寒冷地の住宅などに利用されています。

 

 

サッシの種類は?

窓

ガラスだけでなく、サッシの素材にも種類があります。耐久性やデザインなどによっておすすめできるサッシの素材は変わるため、正確な知識を持つことを心がけましょう。

 

1. 樹脂サッシ

樹脂でできたサッシです。寒冷地では90パーセント以上の住宅が採用しており、高い断熱効果を誇ります。窓の断熱リフォームを検討する場合、まっさきにこの樹脂サッシが選択肢に挙げられるでしょう。

 

2. アルミサッシ

軽く扱いやすい上、強度の高さも備えているサッシです。また、サビたり腐食したりしづらく、メンテナンス性に長けていることも大きな魅力です。ただし、熱が伝わりやすい素材のため、断熱性は低い特徴があります。

 

3. 木製サッシ

ナチュラルな住宅デザインを実現させたい人におすすめのサッシです。耐久性は低く、シロアリや腐食などのトラブルが発生する可能性も少なくありませんが、結露しづらく、環境にやさしいなどの特徴は大きな魅力です。

 

4. 複合サッシ

アルミと樹脂、木など、複数の素材を組み合わせて作るサッシです。デザイン性と機能のどちらもを両立させられるとして、近年高い注目を集めています。

 

 

4種類の窓リフォームについて解説

窓を見て笑顔になる女性

窓リフォームといっても、その種類はさまざま。工事の種類や概要、費用について、詳しく解説します。

 

サッシのみ入換

窓枠部分だけを交換する方法です。費用の目安は3万円〜15万円程度。費用は、窓の大きさや、サッシの性能、工法によって変化します。なお、壁部分の工事も必要になる場合は費用が高くなり、30万円〜50万円ほどかかることも少なくありません。

 

ガラスの入れ替え

ガラスのみを入れ替えます。費用の目安は2〜5万円程度。費用が手軽なうえ、工事時間も30分から60分ほどで終了します。

窓のほとんどを占めるのはガラス部分です。ガラスを入れ替えることで、窓の性能は大きく高められるといえるでしょう。また、窓枠部分は入れ替えないため、部屋の雰囲気が変わらないことも魅力です。

 

サッシとガラスの入れ替え

サッシとガラスをどちらも入れ替えます。窓の性能を最も高められるリフォームといえるでしょう。費用はおよそ20万円〜50万円程度。壁部分の工事も必要になる場合は費用がさらに追加でかかります。

 

内窓を設置する

窓のリフォームをするには予算が足りない場合や、なるべく早くリフォームを終わらせたいと思う場合には、内窓を取り付ける方法をおすすめします。内窓とは、既存の窓の内側に、新しく窓をもう1枚つけること。インナーサッシとも呼ばれます。費用の目安は工事費も含めて1ヶ所あたり約8~15万円程度。取り付けは1時間程度で終了します。2階以上の場合でも足場を設置する必要がないため、工費が安くなるのも魅力です。

 

 

窓リフォームの費用を下げる方法は?

指をさす男性

窓リフォームの費用を下げる方法について、詳しく解説します。

 

リフォームの規模を縮小する

まず考えられるのは、リフォームの規模を縮小することです。

ガラスとサッシを全て交換するのではなく、ガラスだけを入れ替えるといった方法が考えられるでしょう。

 

窓のグレードを下げる

窓はグレードが高くなればなるほど、費用も高くなります。予算が厳しい場合は、必要以上にグレードを上げるのではなく、グレードを下げることも検討してみましょう。

地域や家の使い方によっては、窓の性能が高すぎると、かえってトラブルが発生することもあります。気密性を高くしすぎたせいで、家をしばらく空けただけでカビが発生してしまった人もいるほど。窓のグレードを上げるのは、住宅や暮らしの質を高めたいから。であれば、最も暮らしの質を高められる窓は何なのかを考えることも重要といえるでしょう。

 

日頃から住宅の定期検診を忘れない

リフォームは、住宅の状態によって必要な工事内容が変わります。基礎部分や壁が劣化している場合、窓自体のリフォームだけではなく、補強工事や防水工事なども必要になってしまい、窓のリフォームの費用が大きく変わってしまいます。

日頃から家を大切に使い、定期検診も忘れずに実施することで、住宅の状態を把握し、必要な時に適切なリフォームを実施できるでしょう。

 

 

窓のリフォームで使える補助金は?

業者と女性

窓のリフォームで、断熱性など住宅の性能が上がる場合、国や地方公共団体などの補助金を受け取れる可能性があります。窓のリフォームには少なくないお金がかかるもの。リフォーム前には必ず受け取れそうな補助金がないかをチェックしましょう。なお、これらの補助金の中には、リフォーム工事前に申請が必要なものもあるため、工事前に補助金の詳細についてチェックするのを忘れずに。

 

こどもエコすまい支援事業

国土交通省の実施している補助金制度です。

ガラスの交換は1窓あたり最大12,000円、サッシの交換は1窓あたり最大31,000円の補助金が出ます。1戸あたりの補助金は最大30万円と、平均な窓リフォームにかかる費用をカバーできているのもポイント。

「こどもエコすまい」という名称ではありますが、子育て世帯以外でも補助の対象です。

なお2004年4月2日以降に生まれた子供のいる世帯か、夫婦のうちどちらかが1982年4月2日以降に生まれている場合は、給付額が1戸あたり最大で60万円に引き上げられます。

こどもエコすまい支援事業

 

先進的窓リノベ事業

耐熱性などを備えた高性能な窓の工事を実施する場合、窓1枚あたり最大12万4,000円、1戸あたり最大200万円を上限として、補助金が交付されます。

先進的窓リノベ事業

 

各地方公共団体の補助金

各地方公共団体も、住宅の性能を高めるリフォームに対して給付金を出していることがあります。

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会は、各地方公共団体が実施しているリフォーム支援制度をまとめたポータルサイト「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和4年度版)」を運営しています。

住んでいる自治体が窓リフォームに対する補助金制度を用意しているかどうか、ぜひ検索してみてください。

地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和4年度版)

 

 

まとめ

窓

窓のリフォーム費用は、工事の内容や設備のグレードによって変動しますが、おおよそ20〜30万円かかることが一般的です。サッシだけ、ガラスだけを交換するといった方法のほか、内窓をつけるなどのリフォーム方法でも費用を下げられるため、ぜひ検討してみましょう。

また、近年では窓リフォームをすることで自治体や政府から補助金が出るケースも。窓リフォームを検討する場合は、さまざまな情報を収集しながら、無駄のないプランニングを実施しましょう。

 

 

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古い小屋をリフォームしたい!アイデアや税金、法律上の注意点を解説

古い小屋をリフォームして、スペースを有効活用したいと考えている人は少なくありません。しかし、小屋のリフォームを実施している人が周囲におらず、参考にできる事例がないと、何から始めればよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、古い小屋をリフォームする際に知っておきたいポイントを解説します。リフォームのアイデアはもちろん、建築基準法上で気をつけるべき注意点など、法律関連の注意点についても解説しているため、古い小屋を改装したいと考えている人は、参考にしてください。

 

古い小屋のリフォームで何ができる?

会話をする男女

そもそも小屋はどのようなことに使えるのでしょうか。小屋の活用アイデアをまとめました。

 

物置として

最もオーソドックスな使い方は、物置として活用することです。収納棚や物干し台などを設置して、庭仕事に使う道具や家庭用品などを収納することができます。

小屋のデザインにこだわり、庭の雰囲気を格上げできることも魅力です。

 

バイクや自転車置き場として

物置に並ぶオーソドックスな使い方が、バイクや自転車置き場として活用すること。小屋に屋根と壁を付ければ、大事なバイクや自転車をサビや強風から守れます。

また、小屋の色や素材を家の外観とも合わせられるため、住宅全体に統一感が生まれます。

 

自宅ショップとして

自宅ショップのスペースとして活用することもできます。趣味や副業にぴったりで、考えるだけでもワクワクしてしまう活用方法ですよね。小規模なショップであれば、リビングなどをショップのために使わずとも、小屋で十分なスペースが確保できます。また、小屋の外観や内装を自分好みにアレンジできるのも小屋ならではの魅力といえます。

ただし、小屋が商業施設として扱われる際は、建築基準法や消防法などの関連法令に適合する必要があります。床面積や出入口の数、防火対策などに制限が生まれることには注意しましょう。

 

サンルームとして

サンルーム

サンルームとして活用することも考えられます。サンルームとは、ガラスやプラスチックなどで囲まれた部屋のことで、太陽の光や熱を取り入れられるのが魅力です。植物を育てたり、読書や趣味を楽しんだり、リラックスしたりする場所として人気です。ヨガなどのエクササイズで使用する人も多いほか、洗濯物を干す場所として活用する例もあります。

 

リラックスできる空間、休憩所として

机やソファなどのくつろげる場所を設置すれば、小屋は自分だけのプライベートルームになります。読書や趣味、勉強や仕事などに集中できる環境を作れるほか、お昼寝や庭仕事中の休憩所、ピクニックの場所としても利用できます。小屋から見える庭の景色や季節の移り変わりを楽しむ贅沢な時間も過ごせることでしょう。

断熱材や暖房器具などで冬場の寒さ対策をしたり、電気や水道などのライフラインを整備したりすれば、くつろげる度合いはもっと高まりそうです。

 

アトリエとして

作業台を導入して、絵画や陶芸、木工などの創作活動に取り組むことも検討してみましょう。小屋は自分の好きなようにデザインやレイアウトを変えることができるので、自分の感性やスタイルに合わせた空間を作ることができます。また、小屋から見える自然の景色や光が、創作のインスピレーションになるかもしれません。

作業をしていると、絵の具や粘土などで有害な成分が発生することもあるもの。通気性のいい小屋は、作業にもピッタリです。

 

近所の人や孫、家族と交流する場所として

近所の人や孫、家族と交流する場所としても活用できます。家に招くよりも気軽に人と交流できるのは大きな魅力です。また、家よりも小屋のほうが、遊び心のある仕掛けを取り入れやすいのもメリットです。たとえば、小屋の壁に絵を描いたり、小物や飾りを飾ったり、照明や音楽を変えたりすることを検討してみましょう。

 

 

古い小屋とは?

小屋

ここまで、さまざまな小屋のアイデアを見てきました。しかしそもそも、小屋とは何なのでしょうか。

「小屋」と聞いたときに、簡易的な建物や物置のようなものをイメージする人は多いかもしれません。しかし、建築基準法には「小屋」という用語はありません。建築基準法では、屋根と柱と壁があれば、どんなに小さい建物でも「建築物」として扱われます。

一方、固定資産税などの対象になる固定資産かどうかは、基礎工事を実施しているかどうかによって見分けられます。「建築物だけれども、税金の対象にはならない」という状況も起こりえるため、混乱しないように気をつけましょう。

 

【建築基準法】古い小屋のリフォームをする注意点

指をさす男性

建築物として扱われるということは、建築基準法の規制に従わなければならないということです。小屋を新しく建築したり、増築をしたりする際には、建築基準法上のどのようなことに注意をすればよいのでしょうか。詳しく解説します。

 

増築と新築には注意

基本的に、小屋をリフォームする際に確認申請が必要になることはほとんどありません。ただし、新築・増築する場合は、建築確認申請を出す必要があるケースが多いことに注意をしましょう。

建築確認申請とは、建物が建築基準法や関連法令に適合しているかどうかを確認する手続きです。建築確認申請を出さないで建てた場合は、罰則や強制撤去の対象になる可能性があります。

なお、建築基準法における「新築」とは、何もない更地に新たに建築物を建てることをいいます。主屋があって新しく小屋を作る場合や、二つ目の小屋を作る場合については「増築」扱いになるため注意しましょう。

DIYで小屋を新築・増築する場合でも、条件に当てはまる場合は建築確認申請が必要です。

 

【増築】建築申請確認をしなくてよいケース

建築基準法では、準防火・防火地域ではない土地で10平米(6畳程度)以下の増築をする場合は、建築確認が不要です。準防火・防火地域とは、火災の危険性が高い地域のことをいい、建物の構造や材料に厳しい制限がかけられています。

なお、準防火・防火地域ではない土地で増築する場合については、10平米を超えるときのみ確認申請が必要です。

 

【新築・増築】建築申請確認をしなくてよいケース

以下のケースでは、建築申請確認が不要です。

・小屋を建てる土地が都市計画区域外の場合

・小屋を建てる土地の用途地域が無指定である場合

都市計画区域とは、都市計画法に基づいて都市計画が行われる地域で、建物の高さや容積などに制限があります。都市計画区域外の場合は、確認申請をしなくてもよい場合があります。ただし、準防火・防火地域や景観地区などの特別な区域である場合は、確認申請が必要になることもあります。

用途地域とは、土地利用法に基づいて土地の利用目的や性格に応じて分類された地域で、建物の用途や規模に制限があります。用途地域が無指定であれば、床面積にかかわらず確認申請をせずに新築できます。

 

自治体独自の条例があるケースも

建築基準法には違反していなくても、自治体が独自に定めた条例に違反するケースがあることにも注意が必要です。たとえば観光産業がさかんな地域では、景観や環境を保護するために、建物の色や形、高さなどに制限を設けていることがあります。

また、建築物の設置場所や距離などに規定を設けていることも。

自治体独自の条例に違反すると、罰則や強制撤去の対象になる可能性があります。

古い小屋をリフォームする前には、自治体に確認を取ることを忘れないようにしましょう。自治体によっては、リフォームに関するガイドラインや相談窓口などを設けていることもあります。

 

設備を豪華にしすぎない

建築基準法施行令では、1つの区画には1つの建物しか建築できないと定められています。小屋にトイレや風呂、キッチンなど水回りが完備されている場合、1つの建物として見なされることがあります。この場合は違法建築に該当してしまうケースもあるため、十分に注意しましょう。また、水回りが完備されている小屋は、固定資産税や住民税などの税金がかかる可能性も高くなることにも注意が必要です。

なお、この法令は「生活に必要な用途不可分の建物」であれば、例外として建築できるのがポイント。生活に必要な用途不可分の建物とは、主屋と一体的に利用される建物で、たとえば車庫や物置、温室、お風呂などが該当します。

小屋が物置などにしか利用されない場合は、建物とは見なされません。

 

設備を充実させたい場合は分筆手続きを

古い小屋の水回りなどを完備させ、もう1つの家として利用したい場合は、主屋と小屋とで敷地を分割する分筆の手続きを取りましょう。ただし、分筆には登記や測量などの費用がかかるため、その分の予算も含めて用意しておく必要があります。

 

古い小屋のリフォームで固定資産税の対象になることはある?

豚の貯金箱

古い小屋をリフォームするときには、固定資産税のことも考えなければなりません。建築物として扱われるということは、固定資産税の対象にもなる可能性があるからです。

古い小屋が固定資産税の対象になるかどうかは、基礎工事を実施しているかどうかで判断します。基礎工事を行っている古い小屋は、土地に定着しているとみなされ、固定資産税の対象になります。

また、古い小屋が建築物として扱われても、評価額が20万円以下であれば免税になり、固定資産税はかかりません。

 

まとめ

小屋

アイデア次第で、さまざまな活用方法ができる小屋。古い小屋をお持ちの場合は、リフォームをして自分好みの空間を作り上げられるため、ぜひ有効活用してみましょう。

ただし、小屋の増築や新築には建築基準法の制限が生じることも。自分の実現したい小屋のアイデアが法律に適合しているかどうかは、十分に注意が必要です。

工事の前には、自分だけで判断せず、自治体や、信頼できる業者に前もって相談しておくことをおすすめします。専門家の知識も入れながら、理想の小屋を実現させましょう。

 

 

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