和室を洋室にリフォームするポイントや費用は?マンションの注意点も

和室を洋室にリフォームすることは、お部屋の雰囲気をガラリと変える素敵な方法です。掃除がしやすくなるのはもちろん、模様替えも自由自在に楽しめるようになります。しかし、どれくらいの費用がかかるのか、どのように始めたらいいのか、悩む人も多いですよね。

この記事では、和室を洋室にするメリットや費用、リフォームのポイントをわかりやすく紹介します。

和室をおしゃれにリフォームしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

洋室へのリフォームで得られるメリット|和室を洋室にリフォーム

和室を洋室にリフォームすると、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。詳しく解説します。

 

掃除がラクになる

和室から洋室にリフォームすると、日々のお掃除が格段に楽になります。特に、畳の上に溜まりがちなホコリやダニの問題が軽減されるでしょう。モップや掃除機をサッと一回りさせるだけで、部屋全体がキレイになります。アレルギーやハウスダストに敏感な方にとっても、洋室は理想的な環境を提供します。

 

模様替えが楽しくなる

フローリングの床は、重い家具の移動もスムーズ。季節ごとのインテリアの変更や、特別なイベントのための装飾が簡単になります。さらに、壁紙も豊富な色やデザインから選ぶことができ、お部屋の雰囲気を手軽に一新できます。自分の好みや流行に合わせて、気軽にデコレーションの変更が楽しめます。

 

空間が広く使える

和室の間仕切りを取り払い、洋室にリフォームすることで、より広い空間が生まれます。リビングや子供部屋など、家族が集まるスペースに新たな広がりをもたらします。友人を招いたパーティーや家族の集まりも、より快適に、そして自由に楽しむことができるようになるでしょう。

 

家具選びの幅が広がる

モダンなデザインのソファや、北欧風のテーブル、シックな洋風の棚など、さまざまなスタイルの家具を取り入れることが可能になります。また、洋室は、畳や和式の家具に比べて、より多様なサイズや形の家具を配置しやすいため、個性的で機能的なインテリアを実現できます。

 

生活スタイルに合わせやすい

洋室は、個々の生活スタイルに合わせやすい大きなメリットがあります。たとえば、テレワークのためのワークスペースを設けたり、趣味のための専用スペースを作ったりすることが容易になります。和室に比べて、家具の配置や空間の利用が自由であるため、自分だけの特別な空間を作り出せるのです。

 

 

和室を洋室にリフォームするアイデアと費用目安

和室を洋室にリフォームする方法には、どのようなものがあるのでしょうか。部分的なリフォームから部屋全体のリフォームまで、アイデアと費用の目安を解説します。

 

畳をフローリングやクッションフロアに変更

畳からフローリングへの変更は、和室を洋室にリフォームする際のよくある選択肢です。部屋の大きさにもよりますが、約20万円から50万円程度の費用がかかるとみておきましょう。

 

壁や天井のクロス張り替え

部屋の印象を大きく変えられる壁や天井のリフォーム。明るい色や柄で部屋を広く見せたり、ダークトーンで落ち着いた雰囲気を演出することも、好みによって可能です。費用は、壁紙の種類や部屋の広さによって変わりますが、一般的には約10万円から20万円が目安です。

 

リビングやダイニングとのつながりで空間を広げる

和室とリビングやダイニングをつなげることで、より開放的で使い勝手の良い空間を作ることができます。このリフォームでは、壁の取り払いや間仕切りの撤去が含まれることが多く、費用は約50万円から100万円程度が目安です。マンションなどの構造や規約によっては、このリフォームはできないケースもあるため注意しましょう。

 

押入れを便利なクローゼットに

押入れをクローゼットに変えることで、収納スペースがより使いやすくなります。服や小物の整理がしやすくなるので、日常生活が快適になります。このリフォームには、約10万円から30万円の費用がかかります。

 

ふすまをおしゃれな洋式のドアに

ふすまを洋式のドアに変えることで、部屋の雰囲気が一新されます。引き戸や開き戸など、デザインや機能によって選ぶことができます。この変更には、約5万円から20万円の費用が見込まれます。

 

和室をまるごと洋室に一新

和室をまるごと洋室に変える場合、床や壁、天井、収納など、全ての要素が変更の対象になります。このような全面的なリフォームでは、約100万円から300万円の費用がかかることが一般的です。

 

バリアフリーで段差レスに

どうせリフォームをするなら、この際部屋の段差をなくし、安全かつ快適な生活空間を作ることもおすすめです。約30万円から100万円の費用が必要ですが、条件が合えば介護保険などから補助金が出ます。

 

 

いろいろあるフローリングの種類|和室を洋室にリフォーム

リフォームの打ち合わせ

洋室リフォームの際、部屋のイメージ作りのためにこだわりたいポイントが「フローリング」。人気のあるフローリングの種類とその特徴、メリットをご紹介します。

 

 

お手頃な合板

合板フローリングは、コストパフォーマンスに優れているのが大きな魅力です。リーズナブルな価格でありながら、さまざまなデザインや色が選べ、部屋の雰囲気に合わせやすいのもポイント。予算を抑えつつも、洋室のイメージをガラリと変えたい方に最適です。

 

ぬくもり感じる無垢材

無垢材フローリングは、その自然な風合いとぬくもりで人気があります。一枚一枚の木目が美しく、時間が経つにつれて深みのある色合いに変化していきます。また、温度や湿度の調整機能があり、快適な居住環境を提供します。価格は高めですが、自然素材の温かみと質感を重視する方にはピッタリといえるでしょう。

 

 

洋室リフォーム、成功のポイント|和室を洋室にリフォーム

洋室リフォームを成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。後悔しないリフォームを実施するための注意点について解説します。

 

照明計画をしっかり立てる

リフォーム実施時、意外に後回しになりがちなのが照明です。適切な照明は、部屋の雰囲気を大きく左右します。日の光をたっぷり取り入れた住まいを作るか、こだわりの照明器具を選ぶか、そのどちらもか。理想のデザインに合わせ、しっかりと検討しましょう。

 

収納スペースを賢く活用

洋室リフォームでは、収納スペースの計画も重要です。クローゼットや棚を上手に配置し、生活空間をすっきりと保ちながら必要な物品を整理する方法を検討しましょう。

 

カラープランニングで部屋の印象を変える

壁紙や床の色は部屋の印象を大きく変えます。明るい色で開放感を出すか、落ち着いた色でリラックスできる空間を作るか、色彩についてはよく専門家と話し合いながら、より理想通りのデザインを追求しましょう。

 

リフォーム後のメンテナンスを考える

リフォーム後のメンテナンスも重要なポイントです。メンテナンスがしやすい素材やデザインを選ぶことで、長期的に美しい空間を保てます。

 

 

和室から洋室へ、どれくらいの時間が必要?|和室を洋室にリフォーム

ポイントを伝える女性

和室から洋室へのリフォームにかかる時間は、リフォームの範囲と内容によって大きく異なります。たんに畳をフローリングに変えるだけであれば、数日から1週間程度で完了することが一般的です。

しかし、壁や天井のクロス張り替え、押入れをクローゼットに変更するなど、より広範な改修を行う場合は、2週間から1ヶ月以上かかることもあります。リフォーム計画を立てる際は、工事の期間も考慮に入れ、日常生活への影響を最小限に抑えるための計画を立てることが重要です。

また、規模が大きいリフォームの場合、仮住まいなどの費用も予算として用意しておくのを忘れずに。

 

まとめ

この記事では、和室を洋室にリフォームする際の様々なポイントをご紹介しました。洋室へのリフォームは、部屋のデザインや動線の選択肢を大きく広げる魅力的な選択肢です。ぜひ、自分の理想の住まいを実現してみてくださいね。

リフォームを検討している人は、ぜひナカトウにお問い合わせください。笑顔が溢れるリビングやキッチンのリフォーム、収納いっぱいのリフォーム、大切なペットとの暮らしやすいリフォーム、そして「家事ラク」なリフォームやリノベーションを提案しています​​。

自分にとって最適なリフォーム計画を立て、快適な住空間を実現しましょう。

【初心者向け】水回りのリフォーム|予算内で理想の暮らしを手に入れる

中古マンションを購入し、快適な生活を実現するためには、水まわりのリフォームが欠かせません。予算やニーズに合ったプランはどうやって組めばよいのでしょうか。

 

この記事では、水回りリノベーションの基本から、費用相場、セットプランのメリットとデメリット、費用を抑えるポイント、そして補助金・助成金制度まで幅広くお伝えします。水まわりのリフォームを成功させるためのヒントにしてください。

 

そもそも、「水回りのリフォーム」って?

納得している女性

水回りのリノベーションは、住宅のキッチン、バスルーム、トイレ、洗面所など、水まわりの設備や内装を改装・リフォームすることを指します。

中古マンションを購入する際、水回りはほとんどの人がフルリフォームを実施する箇所。デザインや機能性を向上させることで、住環境を一新できます。

 

アンケート結果|みんなの水回りリフォーム体験談

株式会社AlbaLinkのアンケートによると、水回りでリフォームしたい場所のランキングは1位から順に「浴室」「トイレ」「洗面所・脱衣所」「キッチン」。特に浴室は、掃除しやすくしたい人や、バリアフリー使用にしたい人などの声が多く寄せられています。

また、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が2021年に実施した調査によると、リフォームを検討したきっかけは「設備や機器が古くなった又は壊れたから」がトップ。マンションリフォームの場合リフォームでは耐久性の向上が見込めることよりも、最新機能の設備を活用できることや、掃除がしやすくなることなどを重視する人が多いようです。

 

水回りリフォームの「3点セット」「4点セット」とは

おしゃれな洗面台

水回りリフォームについて調べると「3点セット」「4点セット」という言葉を目にする人もいるのではないでしょうか。これは、複数の水まわり設備を一括でリフォームするプランのことを指します。

3点セットは、通常、キッチン、バスルーム、トイレの3つの箇所が対象。水まわり全体を一新したい一方で、予算を抑えたい場合に適しています。

4点セットは、3点セットに洗面所を加えたもの。家庭全体の水まわりを一気にアップグレードさせ、生活の快適性を大幅に向上させます。

これらのセットプランは、単品でリフォームするよりも費用効果が高く、工期も短縮できるため、多くの人に利用されています。

 

水回りをセットで実施するデメリット|水回りのリフォーム

水回りをセットでリフォームすることは、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。セットプランを選択する際の注意点と、そのデメリットについて解説します。

 

設備の選択肢が限られている

セットプランを利用すると、多くの場合、単品でのリフォームよりも設備の選択肢が制限されてしまいます。個別のリフォームプランと比較して、特定のメーカーやデザインの設備に制約が生じる可能性も出てくるでしょう。

 

工事範囲が事前に決められている

セットプランでは、工事範囲があらかじめ決められていることが一般的です。自分の家の特殊な条件や要望に合わせたリフォームを行いたい場合、セットプランでは制限を受けてしまうことも考えられるでしょう。

 

一度に支払う額が多くなる

特定の箇所を個別にリフォームする場合に比べ、セットプランは支払う額が高くなりがち。一度に全ての工事を実施する予算があるかどうかはきちんと確認しましょう。住宅ローンの残額によっては、リフォームローンが組みづらいことも考えられます。

 

水回りリノベーションの費用相場

水回りリノベーションの気になる費用相場について、2023年度時点での費用相場を解説します。

 

水回り4箇所すべてをリノベーションする費用

キッチンと浴室、トイレ、洗面の全てを設備のみリフォームする場合、費用相場はおよそ200万円程度を見ておきましょう。ただし、在来工法から切り替えるなど、工事が大掛かりな場合、700万ほどかかるケースも少なくありません。

 

水回り1箇所をリフォームする費用

水回りのうち、どこか一箇所をリフォームする場合は、工事内容にもよりますが、およそ50万円〜200万円程度が目安です。

費用が高くなるのは、位置ごと変更するケースや、タイル張りの浴槽をユニットバスに変えるなど、大規模な改修が必要なケースです。

 

水まわりリフォームの費用を押さえるポイント

水まわりリフォームを行う際、予算を抑えるために考慮するとよいポイントについて、詳しく解説します。

 

複数箇所を1度にまとめて施工する

複数の水まわり設備を一度にリフォームすることはまず検討しましょう。工事の際の人件費や設備の仕入れコストを削減できます。工期も短縮され、快適な生活を早く楽しめるようになるのも魅力の1つです。

 

必要に応じて設備のグレードを下げる

水まわり設備の価格は、ブランドやグレードによって大きく異なります。予算を抑えるためには、最新の高級設備ではなく、自分が欲しい機能を備えた設備をピンポイントでセレクトすることも検討してみましょう。キッチンのカウンタートップやバスルームの浴槽など、必要な機能を備えたリーズナブルな設備を選択することで、費用を削減できます。

 

補助金や助成金制度を活用する

地方自治体や国の提供する補助金や助成金制度も活用しましょう。エコ関連のリフォームや高齢者向けのバリアフリーリフォームについては、補助金が提供されることがあります。

 

楽しめる範囲でDIYも

壁紙の張り替えなどについては、自分でDIYしてみるのも楽しいかもしれません。家族で一緒に取り組めば、思い出作りにもなりそうですね。ただし、水回りの作業にミスがあると、漏水などを引き起こしかねません。DIYをする箇所と、専門家にお任せする箇所は切り分けて考えるのがベターです。

 

水回りリフォームの補助金・助成金制度

電卓を見てお金のことを考える女性

水回りリフォームを実施する際に押さえておきたいのが、補助金や助成金の制度。申請しなければ受け取れないものも多いため、忘れずにチェックしておきましょう。

 

子どもエコすまい支援事業

契約するリフォーム会社がこどもエコすまい支援事業者として登録している場合、リフォーム箇所に応じた補助金が得られます。補助金の上限は1戸あたり30万円ですが、子育て世帯であるなどの条件を満たす場合、補助金が最高60万円まで引き上げられます。

 

介護保険制度

リフォームに、手すりの取り付けや便器の取り付け、段差の解消、滑り防止などが含まれる場合、介護保険から最大18万円が支払われます。ただし、このお金が受け取れるのは、家族の中に要介護者等がいるときのみであることには注意しましょう。

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業

2023年から申請が始まった、比較的新しい補助金制度です。

中古住宅の、耐震や劣化対策、省エネルギー性などを改善した場合に補助金が受け取れます。補助金の額は最大100万円、もしくはリフォームなどにかかった金額のうち3分の1。水回りリフォームは多くの場合省エネルギー性などを高められるため、ぜひ受給を検討してみましょう。

 

地方自治体の補助金・助成金制度

地方自治体ごとに、独自の補助金や助成金が支払われるケースがあります。お住まいの地域で補助金が用意されているかどうかは「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」を活用しましょう。

 

 

まとめ

中古マンションの購入後、快適な生活を実現するために水まわりのリフォームは欠かせません。予算やニーズに合わせたプランの組み方、セットプランのメリットとデメリット、費用を抑えるポイント、そして補助金・助成金制度について幅広くご紹介しました。これらのヒントを活用し、水まわりのリフォームを成功させましょう。

リノベーションやリフォームを検討するときは、専門家やリノベーション業者と協力しましょう。設備選びやデザインプランニング、工事範囲の提案、補助金の申請手続きなど、リフォームをスムーズに進めるには、専門家の存在が欠かせません。

水まわりリフォームは、家の価値を向上させ、快適な生活を実現するための鍵です。ぜひ計画的に進め、理想の住まいを手に入れてください。

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