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【初心者向け】水回りのリフォーム|予算内で理想の暮らしを手に入れる

中古マンションを購入し、快適な生活を実現するためには、水まわりのリフォームが欠かせません。予算やニーズに合ったプランはどうやって組めばよいのでしょうか。

 

この記事では、水回りリノベーションの基本から、費用相場、セットプランのメリットとデメリット、費用を抑えるポイント、そして補助金・助成金制度まで幅広くお伝えします。水まわりのリフォームを成功させるためのヒントにしてください。

 

そもそも、「水回りのリフォーム」って?

納得している女性

水回りのリノベーションは、住宅のキッチン、バスルーム、トイレ、洗面所など、水まわりの設備や内装を改装・リフォームすることを指します。

中古マンションを購入する際、水回りはほとんどの人がフルリフォームを実施する箇所。デザインや機能性を向上させることで、住環境を一新できます。

 

アンケート結果|みんなの水回りリフォーム体験談

株式会社AlbaLinkのアンケートによると、水回りでリフォームしたい場所のランキングは1位から順に「浴室」「トイレ」「洗面所・脱衣所」「キッチン」。特に浴室は、掃除しやすくしたい人や、バリアフリー使用にしたい人などの声が多く寄せられています。

また、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が2021年に実施した調査によると、リフォームを検討したきっかけは「設備や機器が古くなった又は壊れたから」がトップ。マンションリフォームの場合リフォームでは耐久性の向上が見込めることよりも、最新機能の設備を活用できることや、掃除がしやすくなることなどを重視する人が多いようです。

 

水回りリフォームの「3点セット」「4点セット」とは

おしゃれな洗面台

水回りリフォームについて調べると「3点セット」「4点セット」という言葉を目にする人もいるのではないでしょうか。これは、複数の水まわり設備を一括でリフォームするプランのことを指します。

3点セットは、通常、キッチン、バスルーム、トイレの3つの箇所が対象。水まわり全体を一新したい一方で、予算を抑えたい場合に適しています。

4点セットは、3点セットに洗面所を加えたもの。家庭全体の水まわりを一気にアップグレードさせ、生活の快適性を大幅に向上させます。

これらのセットプランは、単品でリフォームするよりも費用効果が高く、工期も短縮できるため、多くの人に利用されています。

 

水回りをセットで実施するデメリット|水回りのリフォーム

水回りをセットでリフォームすることは、多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。セットプランを選択する際の注意点と、そのデメリットについて解説します。

 

設備の選択肢が限られている

セットプランを利用すると、多くの場合、単品でのリフォームよりも設備の選択肢が制限されてしまいます。個別のリフォームプランと比較して、特定のメーカーやデザインの設備に制約が生じる可能性も出てくるでしょう。

 

工事範囲が事前に決められている

セットプランでは、工事範囲があらかじめ決められていることが一般的です。自分の家の特殊な条件や要望に合わせたリフォームを行いたい場合、セットプランでは制限を受けてしまうことも考えられるでしょう。

 

一度に支払う額が多くなる

特定の箇所を個別にリフォームする場合に比べ、セットプランは支払う額が高くなりがち。一度に全ての工事を実施する予算があるかどうかはきちんと確認しましょう。住宅ローンの残額によっては、リフォームローンが組みづらいことも考えられます。

 

水回りリノベーションの費用相場

水回りリノベーションの気になる費用相場について、2023年度時点での費用相場を解説します。

 

水回り4箇所すべてをリノベーションする費用

キッチンと浴室、トイレ、洗面の全てを設備のみリフォームする場合、費用相場はおよそ200万円程度を見ておきましょう。ただし、在来工法から切り替えるなど、工事が大掛かりな場合、700万ほどかかるケースも少なくありません。

 

水回り1箇所をリフォームする費用

水回りのうち、どこか一箇所をリフォームする場合は、工事内容にもよりますが、およそ50万円〜200万円程度が目安です。

費用が高くなるのは、位置ごと変更するケースや、タイル張りの浴槽をユニットバスに変えるなど、大規模な改修が必要なケースです。

 

水まわりリフォームの費用を押さえるポイント

水まわりリフォームを行う際、予算を抑えるために考慮するとよいポイントについて、詳しく解説します。

 

複数箇所を1度にまとめて施工する

複数の水まわり設備を一度にリフォームすることはまず検討しましょう。工事の際の人件費や設備の仕入れコストを削減できます。工期も短縮され、快適な生活を早く楽しめるようになるのも魅力の1つです。

 

必要に応じて設備のグレードを下げる

水まわり設備の価格は、ブランドやグレードによって大きく異なります。予算を抑えるためには、最新の高級設備ではなく、自分が欲しい機能を備えた設備をピンポイントでセレクトすることも検討してみましょう。キッチンのカウンタートップやバスルームの浴槽など、必要な機能を備えたリーズナブルな設備を選択することで、費用を削減できます。

 

補助金や助成金制度を活用する

地方自治体や国の提供する補助金や助成金制度も活用しましょう。エコ関連のリフォームや高齢者向けのバリアフリーリフォームについては、補助金が提供されることがあります。

 

楽しめる範囲でDIYも

壁紙の張り替えなどについては、自分でDIYしてみるのも楽しいかもしれません。家族で一緒に取り組めば、思い出作りにもなりそうですね。ただし、水回りの作業にミスがあると、漏水などを引き起こしかねません。DIYをする箇所と、専門家にお任せする箇所は切り分けて考えるのがベターです。

 

水回りリフォームの補助金・助成金制度

電卓を見てお金のことを考える女性

水回りリフォームを実施する際に押さえておきたいのが、補助金や助成金の制度。申請しなければ受け取れないものも多いため、忘れずにチェックしておきましょう。

 

子どもエコすまい支援事業

契約するリフォーム会社がこどもエコすまい支援事業者として登録している場合、リフォーム箇所に応じた補助金が得られます。補助金の上限は1戸あたり30万円ですが、子育て世帯であるなどの条件を満たす場合、補助金が最高60万円まで引き上げられます。

 

介護保険制度

リフォームに、手すりの取り付けや便器の取り付け、段差の解消、滑り防止などが含まれる場合、介護保険から最大18万円が支払われます。ただし、このお金が受け取れるのは、家族の中に要介護者等がいるときのみであることには注意しましょう。

 

長期優良住宅化リフォーム推進事業

2023年から申請が始まった、比較的新しい補助金制度です。

中古住宅の、耐震や劣化対策、省エネルギー性などを改善した場合に補助金が受け取れます。補助金の額は最大100万円、もしくはリフォームなどにかかった金額のうち3分の1。水回りリフォームは多くの場合省エネルギー性などを高められるため、ぜひ受給を検討してみましょう。

 

地方自治体の補助金・助成金制度

地方自治体ごとに、独自の補助金や助成金が支払われるケースがあります。お住まいの地域で補助金が用意されているかどうかは「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」を活用しましょう。

 

 

まとめ

中古マンションの購入後、快適な生活を実現するために水まわりのリフォームは欠かせません。予算やニーズに合わせたプランの組み方、セットプランのメリットとデメリット、費用を抑えるポイント、そして補助金・助成金制度について幅広くご紹介しました。これらのヒントを活用し、水まわりのリフォームを成功させましょう。

リノベーションやリフォームを検討するときは、専門家やリノベーション業者と協力しましょう。設備選びやデザインプランニング、工事範囲の提案、補助金の申請手続きなど、リフォームをスムーズに進めるには、専門家の存在が欠かせません。

水まわりリフォームは、家の価値を向上させ、快適な生活を実現するための鍵です。ぜひ計画的に進め、理想の住まいを手に入れてください。

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